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清水エスパルスユースのMF杉山琥二郎の武器は“ミスターエスパルス”も太鼓判を押すゲームメーク


4月6日に開幕するサッカーのプリンスリーグ東海で、優勝候補の一つに挙がる清水エスパルスユース。3季ぶりのプレミアリーグ復帰を目標に掲げる中でキーマンの一人として期待されるのは、沢登正朗監督が「ゲームをつくる力は天才的」と認める1年生ボランチ杉山琥二郎だ。

3月28日に行われたアルビレックス新潟ユースとの親善試合では中盤の底でプレー。密集地帯に顔を出しては球を受け、慌てずに左右へと展開した。1年生とは思えない落ち着いたボールさばきだった。

ただ、まだ小柄で線も細く、激しく体をぶつけられるとよろけてしまうシーンも。身長は168センチ、体重は54キロ。「自分は体が小さいので、もっと判断スピードを速くしないと。ダイレクトパスを使ったりして、相手を避けることを意識していきたい」。一つずつ課題をクリアしていこうと取り組んでいる。

高洲南SSSから清水ジュニアユースへ

小学6年まで藤枝市の高洲南サッカースポーツ少年団に所属し、中学で清水ジュニアユースへ。U-14時代にナショナルトレセンに呼ばれたこともある。

「今のままではまだまだ」という杉山が今後参考にしようとしているのは清水ユースの先輩で、ボランチでコンビを組むことになるU-17日本代表の矢田龍之介。「的確なアドバイスをくれるので、矢田君に食らいついていきたい」

日本を代表するゲームメーカーだった“ミスターエスパルス”沢登監督からも直接指導を受けられる環境だ。「ノボリさんと言えばキック。ロングボールとかフリーキックとか、一発で流れを変えられるキックを習いたい」と目を輝かせる。

沢登監督は「ボールを持つ力、ゲームをつくる力は持っている。守備も一生懸命やる。あとは筋力がついてくれば」と話し、プリンスリーグでも期待の1年生を積極的に起用していく考えだ。

杉山が掲げる目標はチームのプレミア復帰と自身の年代別日本代表入り。「代表に入って、もっといろいろな経験をしたい」と高みを見据える。

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