
離脱の理由は「意見が合わないため」川勝知事に近いとされる第2会派の議員 静岡県議会のバランスに変化も

川勝知事に近いとされる静岡県議会第2会派「ふじのくに県民クラブ」から離脱する意向を示していた県議が「会派と意見が合わないため」と理由を説明しました。
静岡県議会の第2会派「ふじのくに県民クラブ」から離脱する意向を示しているのは、浜松市中央区選出の大石哲司県議です。
SBSの取材に対し、大石県議は会派を抜ける理由について「前回の県議選や浜松市の新たな野球場などをめぐり意見が合わないため」と説明しました。大石県議は4月、新たな会派をつくる方針だということです。
<ふじのくに県民クラブ 田口章会長>
「残念としか言いようがありません。ご本人のお考えを尊重せざるを得ないのかなというところ」
ふじのくに県民クラブにとって、県議の離脱は大きな意味を持ちます。2023年7月、いわゆる「コシヒカリ発言」をめぐり川勝知事の給与の未返上の問題が発覚し、自民改革会議が知事の不信任決議案を提出した際、ふじのくに県民クラブは全員で反対に回り、わずか1票差で否決に持ち込みました。
今回、大石県議が会派から離脱すると、再び不信任決議案を出された場合、単独で否決することができなくなります。
<ふじのくに県民クラブ 田口章会長>
「会派、議会運営が厳しくなること自体は全くおっしゃる通りだと思うので、気を引き締めていかないとと思っている」
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