手を使わずに魚をさばく伝統行事、まな板開き庖丁始め式が1月30日、静岡県伊東市で行われました。
「まな板開き庖丁始め式」は平安時代から伝わる伝統行事で、食材への感謝を込め宮中で行われた作法を今に伝えるものです。
伊東市東松原町の東海館で行われた式では「四條眞流」と呼ばれる流派の作法にのっとり儀式を執り行いました。
魚をさばいたのは刀主と呼ばれる師範で、神に捧げる食材には手を触れてはならないというおきてのもと、刀のような包丁と箸だけを使ってタイをさばきます。
さばかれたタイの切り身などを使い、まな板の上には伊東市の名所、汐吹岩と海の様子が描かれました。

<見学した料理人>
「すごくきれいだなと思って、かっこいいなとか色々感じました」
<儀式庖丁四條眞流本部 岸本隆志さん>
「伝統を受け継ぐ形を後世にたくさん伝えたいなと、儀式をやる場所をたくさん増やして皆さんに見ていただきたい」





