2月3日に開幕するサッカーのNTT西日本グループカップ第56回静岡県ユースU‐12大会の注目チームを紹介します。
静岡市内で活動しているFCガウーショは創設3年目で初優勝を狙っています。

去年11月に行われた全日本U‐12選手権大会の県予選で初優勝を果たし、県内のトップレベルの少年サッカーチームが出場する「Sリーグ」でも優勝するなど、躍進を見せています。
チームを指揮するのは、清水エスパルスでプロとしてプレーしていた柴原誠監督です。
<柴原監督>
「静岡から日本代表や世界で活躍できる人材を輩出することを一番に掲げています。自分の考えをしっかり持ち、それをしっかり体現できるような選手。サッカーに限らず、私生活でも主体性や自主性を持って取り組める選手を育成しています」

選手たちが目指すのは、世界で通用するプレーヤーになること。
チームは県外にも積極的に遠征に行き、全国トップレベルのチームと試合をすることで成長を続けてきました。

そんな今年のチームの中心は2人のエース。
1人目はミッドフィルダーの月見里遥希選手です。
ドリブルとスピードが武器の月見里選手は名門の川崎フロンターレからスカウトを受け、下部組織への入団が決定。将来期待のサイドアタッカーです。

<月見里選手>
「縦にも中にも行けて、相手にとって嫌な選手になりたいと思っています。この大会が6年生でラストの大会なので、自分が輝けるプレーをしたいと思います」
そして2人目のエースが、フォワードの田村颯芽選手。柔らかいタッチのドリブルと意外性のあるプレーが特徴のファンタジスタです。

<田村選手>
「得意なプレーは前でボールを収めることとドリブルです。点を決めたりする時が楽しいです」
<柴原監督>
「(田村選手は)いい意味で力が抜けていて、つかみどころのない選手。間違いなく県内ナンバーワンの選手です」
卒業後は全国からトップ選手が集まるエリート集団、JFAアカデミー福島への入団が決まっています。小学校生活最後の大会での活躍を誓います。

<田村選手>
「FCガウーショではNTTカップが最後だけど、観客を楽しませるようなプレーをしたいです」
決勝戦は2月11日にエコパスタジアムで行われます。SBSテレビでは決勝戦の模様を2月23日午後1時55分から放送します。