3季で39得点 清水FWチアゴサンタナがJ1浦和へ完全移籍 「静岡市民と一緒に過ごせたすべての時間に感謝」743文字の“ラストメッセージ”【速報】
サッカーJ2清水エスパルスは1月13日、FWチアゴサンタナ選手(30)がJ1浦和レッズへ完全移籍すると発表しました。J1復帰を目指す清水にとっては、在籍3シーズンでリーグ戦通算39ゴールを挙げたエースストライカーを失うことになりました。
ブラジル出身のチアゴサンタナ選手は、2021シーズンに清水に加入すると、3シーズン連続で二けた得点を記録、2022シーズンにはJ1得点王に輝くなど、まさに“清水の大黒柱”ともいえる活躍を見せてきました。
クラブは2024シーズンも契約更新をするべく交渉を続けてきましたが、複数のクラブからオファーがある中、浦和レッズへの完全移籍が決まりました。
チアゴサンタナ選手はクラブを通じて以下のコメントを発表しています。
清水エスパルスに関わる方々、チームメイト、そしてサポーターの皆様、今日は私にとってとても複雑な日です。私のプロキャリアにおいて、新たな挑戦をする決意とお別れの挨拶をしたいと思います。
3年前、この素晴らしい国にある清水エスパルスは、私に扉を開いてくれたクラブです。私が日本に着いたその日から、皆さんがとてつもなくスペシャルだったことを覚えています。当時はパンデミックの時期だったため、私は妻と子供をブラジルに残して、1 年間エスパルスのために戦い続けました。その苦境を乗り越えられたのは、来日した日からクラブのプロフェッショナルな姿勢や熱狂的なサポーター、エスパルスファミリー全員に歓迎されたからに他ならないです。本当に皆さんにハグされた感じでした。
2021 年当時のそれは、家族の不在を感じさせないくらい温かいものでした。その後、私の妻と長女、長男が来日しましたが、皆さまからとても歓迎されて家族が一つになりました。日本、静岡、清水の文化、伝統、歴史について、愛と優しさをもって教えてくれたことに感謝しています。エスパルスで戦った3シーズンで残せた結果は43ゴール、2022 年にはJ1リーグ得点王、113試合に出場し、皆さんに喜んでいただけるよう全力を尽くしてきました。
人生において悲しい瞬間もあるように、残念ながらチームはJ2に降格してしまいましたが、近い将来に必ずエスパルスはいるべき場所で、ふさわしい輝きを取り戻すと信じています。静岡市民、静岡県民、そして日本の皆様と一緒に過ごせた全ての時間にあらためて感謝します。この場は「さようなら」ではなく、「また近々会いましょう」だと心の中で感じています。クラブと皆さま一人ひとりの成功をこれからも応援しています。Um forte abraço!
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