
「被災し困っている方の気持ちを少しでも楽にしてあげられれば」支援物資を円滑に避難所へ届ける職員を被災地へ 静岡からの支援続く【能登半島地震】
最大震度7を観測した能登半島地震。被害の甚大さが徐々に明らかになり、石川県内の死者数は94人となりました。こうした中、二次災害を防ごうと静岡県内の支援の動きも活発化しています。
もともとは何が建っていたのでしょうか。揺れと火災によって深刻な被害を受けた地域ではいまだに煙が立ち上っていました。
<山口駿平記者>
「輪島市です。住宅街では、原形をとどめないほどに家屋が倒壊してしまっています」
道を塞ぐように倒れた家屋をよけながら歩く人の姿も。最大震度7を観測した石川県では、1月5日午後2時時点で、94人が死亡、222人が安否不明となっています。
いまだに余震が続く中建物の倒壊による二次災害を防ごうと静岡県内からも支援が続いています。5日、被災地に向かったのは被災した建物の倒壊の危険性などを判定する応急危険度判定士の職員6人です。
<静岡県建築安全推進課 石川文司課長代理>
「一見して危険だとわかるものならいいんですけど、微妙な部分を我々が判定して安全性を明示していきたい」
被災地には続々と支援物資が届いていますが、必要な物を必要な人に届けるのは難しい課題です。そこで浜松市は、集まった物資を避難所へ円滑に送る業務などにあたる職員12人を石川県珠洲市に追加で派遣しました。珠洲市には、浜松市の対策本部がすでに設置されています。
<浜松市消防局 染葉秀一消防司令長>
「現地で被災して、困っている方がいることを踏まえて、少しでも気持ちを楽にしてあげられればと」
被災地のニーズに合わせた支援が求められています。
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