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ベルギー移籍のFW後藤啓介「最後はジュビロ磐田で終わりたい」 18歳が背負った重圧と応援歌「磐田の反撃」に奮い立った日々

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、ジュビロ磐田からベルギー1部アンデルレヒトに期限付き移籍する後藤啓介選手をお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さんです。

ヒデ:まず、後藤選手のスタイルの良さに驚かれると思いますよ。BTSですか?(笑)

鬼頭:多分BTSよりスタイルいいと思いますよ。

ヒデ:顔の小ささ。30年前に安室奈美恵ちゃんと会った以来です、この衝撃。

鬼頭:私も25年前、観月ありささんに会ったとき以来の衝撃です。後藤さん、立ってもらっていいですか。

ヒデ:僕も190センチあるんですけどね。

鬼頭:ヒデさん、そんなあったかな(笑)?2人の全身写真を撮ってあげて。なんか教科書に載っている進化論の人間の成長のやつみたい(笑)

負けん気の強さと笑顔のギャップ

鬼頭:後藤さんのスーツはセットアップですけど、こだわりがあるんですか。

後藤:これはクラブのやつですね。

ヒデ:素敵でございます。まずはJ1昇格が決まった今の心境はどうですか。

後藤:やっと実感がわいてきたというか、もうホッとして気持ちよくベルギーに行けるなっていう感じです。

ヒデ:33試合7ゴール。もっと本人は、点を取りたかった感じだよね。

後藤:チャンスがあった中で決められないシーンがすごく多くて、勝ち点を失ったこともありました。秋田戦では、最後のワンプレーで自分が外して勝ち点2を失ったので、これが昇格に響いたらどうしようと思っていたんですけど、結果オーライです。

ヒデ:ジュビロの練習を見に行ったことがありますが、身長が高くて一際目立つんですよ。さらに負けん気の強さと、この笑顔のギャップにやられるんです。目標を口に出していくって大事だと考えていますか。

後藤:口に出すことで常にいろんな人に伝わりますし、ブレずに目標を見続けられると思うので、常に口に出してブレないように心がけていますね。

ヒデ:有言実行タイプですよ。目標を高く持ち、その一つに海外チャレンジっていうのがあったと。

後藤:小さい頃から海外サッカーを見ていたので、できるだけ早く行きたいなと思っていました。

ホーム水戸戦の前は寝られなかった

ヒデ:何が自分をそこまで高めたんですか。

後藤:小さい頃からずっとサッカーが好きで、好きなことでは誰にも負けたくないと思っていました。

ヒデ:今季の大切な試合に11月のホーム水戸戦を挙げてくれました。5-0の大勝でした。

後藤:結果的には大勝でしたが、自分的にはすごく緊張していました。負けたら終わりだったので、その週は全然寝られなかったです。

ヒデ:この若さでチームやサポーターの気持ちを背負うというプレッシャーですよ。だから、それも課題でしょうね。今後そういうことを求められる試合の連続だと思うんですよ。

後藤:そうですね。自分の夢のワールドカップはもっともっとプレッシャーがかかると思うので、どんどんそういう経験をして大きくなっていけたらなって思います。

洋食型「朝にパン」でも大丈夫


ヒデ:ベルギーのクラブへの移籍が決まりましたが、クラブの印象は?

後藤:エンブレムの上に星が3つ付いているんですけど、30回以上リーグで優勝していますし、ベルギー代表のロメル・ルカク選手が小さい頃にいて、すごく育成の上手なクラブだなと思っています。現地で試合を観戦した時はサポーターがスタジアムを満員にしていて、熱狂的でした。

ヒデ:でもそういう方が後藤選手としては嬉しいタイプでしょ。言葉はどうですか?ベルギー語だったりドイツ語だったり、いろんな言語が飛び交っていると思いますけど。

後藤:基本は英語なんですが、地域によってはドイツだったり、フランスだったりいろんな国の言葉があります。

ヒデ:ご飯はどこでも問題なく食べられる方ですか。

後藤:自分は洋食型で、朝にパンでも全然大丈夫です。

ヒデ:どこでも寝られますか。

後藤:寝るのは得意です。

なぜファン感で「オトナブルー」?

鬼頭:たくさんの質問が来ています。「ファン感謝デーの『オトナブルー』最高でした。練習したんですか?」「若手の出し物、楽しかったです。裏話があったら教えて」

後藤:ファン感の若手の出し物のグループがあって、松本昌也君が勝手に「オトナブルー」って言って決まりました。

ヒデ:いいですね。仲の良さや組織力が昇格にも繋がったと思います。こちらリスナーから。「身長が高いのはご両親譲りですか?」

後藤:お父さんが大きいので、その遺伝かなと思います。

ヒデ:お父さんは何かスポーツをしていた?

後藤:バレーボールをやっていました

ヒデ:こちら「好きなスイーツは何ですか」

後藤:小さい頃からメロンが好きです。

海外に持っていきたい駄菓子3選

鬼頭:リスナーから。「駄菓子が大好きということですが、海外に持って行きたい駄菓子はありますか。私は『もっちゃんだんご』という駄菓子が好きです」

後藤:僕も「もっちゃんだんご」は好きなんですけど、「サワーペーパー」と「ロールキャンディ」と「蒲焼きさん太郎」は持って行きたいです

ヒデ:小さい頃の憧れの選手って誰だったんですか。

後藤:海外だとメッシですが、ジュビロにいた中村俊輔さんはやっぱり自分がスタジアムに行っていた頃なので、毎試合驚かされるプレーをしていました。

鬼頭:リスナーから。「ジュビロでプレーをすることを選択した当時、一番の理由は何でしょうか」

後藤:自分は熱血で応援していたので、しかもジュニアユースからずっとジュビロでしたし、もうジュビロ以外は考えてなかったので、自然な流れですかね。

ヒデ:リスナーから。「ベルギーのチームメートに『ジュビロ磐田ってどんなチーム?』と聞かれたら、何て答えますか。」

後藤:「選手の仲が良くて、横内監督が優しくていい人です」って答えます。

仲が良い選手は?

鬼頭:リスナーから。「仲がいいジュビロ仲間はどなたですか?」

後藤:僕は松原后君、鈴木海音君と仲がいいと思っています。

ヒデ:片思いの可能性があるからね。でも両思いだと信じていきましょう。

鬼頭:リスナーから。「サポーターとして観戦したときに後藤さんが特に好きだったチャントはありますか。また子供の頃、選手に会って嬉しかったエピソードがあれば教えてください。」

後藤:好きなチャントは、負けている時の「磐田の反撃」がめちゃくちゃ好きです。

ヒデ:これぞサポーターだよね。負けている時に選手に届いているっていうことだもんね。

後藤:応援歌は本当に空気を変えるなと思いました。

横内監督の響いた言葉とは…


ヒデ:リスナーから。「お弁当のおかずは何がいいですか」。

後藤:唐揚げですね。

鬼頭:リスナーから。「エスパルスとの静岡ダービーは、経験する前とでは印象は変わりましたか?」

後藤:試合前は初先発で、それがダービーっていうことにワクワクしちゃっていました。負けていないのに、引き分け後のサポーターの表情を見た時は「ダービーって本当に引き分けでも駄目なんだな」と感じました。

鬼頭:リスナーから。「横内監督の響いた言葉があれば教えてください」

後藤:夏に調子が上がらなくて、自分もちょっと悩んでいたんですが、その時に「全部直さなくていいから。まず一つ直せばそこからどんどん直っていくと思うから、まずは何か一つ開幕の頃に戻せられれば大丈夫だよ」と言っていただきました。

ヒデ:原点回帰じゃないですけど、しびれますし、響きますね。

「最後はジュビロで終わりたい」

ヒデ:リスナーから最後に。「欧州サッカーで鍛えて、ワールドカップで日本を優勝に導いてください。もちろん、個人タイトルも得点王もお忘れなく。そして世界基準を経験したら、またジュビロ磐田でお待ちしております」。やっぱり帰る場所があるっていうのは嬉しいね。

後藤:1年しかいなかったのに、そうやって言ってもらえるのは本当に嬉しいです。海外を経験して、また何かジュビロに還元できるものがあればどんどんしていきたいです。オファーをいただければ、最終的にはジュビロで終わりたいと思っています。

ヒデ:ジュビロサポーターの皆さん、静岡サッカーが大好きな皆さんにメッセージをお願いします。

後藤:まずはこの1年間、熱い声援をありがとうございました。皆さんのおかげでJ1昇格をああいう形で迎えられ、本当に感謝しています。1年という短い期間でしたが、僕は向こうに行って皆さんに良い報告ができるように頑張るので、これからもよろしくお願いします。
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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