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ジュビロ磐田の藤田俊哉SDに聞いた今季のMVPは誰⁉ベテラン遠藤保仁のすごさとは!?

J1昇格を決めたジュビロ磐田の藤田俊哉スポーツダイレクターがこのほど、今季を振り返りました。就任1年目の横内昭展監督について「たくさんの選手を試合に出すのは勇気がいること。数多くの選手にチャンスをつくった」と功績をたたえました。

ー今季の順位について。
「満足ではない。(優勝した)町田のようになっていたかった。それが理想。横内監督にも1位の監督になってほしかった。監督だけに任せているわけではない。一緒にやっていると思っているので1位にいたかった。単体の仕事量だけみたらよくやっている。すごいと思う」

ーシーズン序盤で杉本健勇選手が移籍した。
「(現有戦力で)なんとかなると思った。苦しんでいる彼と近いところにいた。試合状況と彼のプレー時間をイメージした中で、みんなにとってベストの選択になるんじゃないかと思って。みんなに相談して本人に相談してこういうことになった。彼にとってもすごいいいチャンス。結果的に後藤啓介が出るチャンスが増えたのは間違いない」

ー今季の攻撃陣について。
「得点だけ見たらちょっともの足りない。僕の手帳には20点ぐらいとってくれるとカウントされた選手がいたけど。典型的なストライカーが必要なのは間違いない。ストライカーがいる方が強いに決まっている。15~20点ぐらいとる選手がほしかった」

ー今季のMVPは。
「ジャーメイン良、松原后あたりじゃないですか。去年より大きく出場時間を伸ばしているから」

ーパリ五輪世代以下のMVPは。
「それは後藤じゃないですか。みんなある一定以上の成長はしていると思う。でも全く世界が変わったのは後藤。シーズンを戦って難しさがある中、多少けがしたり体調がすぐれない中でも全体を通して戦い切った。十分よくやった。もっとできると思う」

ー今季のベテランの存在は。
「もの足りなさもあるが、プレーする以外も含めたらものすごい良かった。チームを勇気づけてくれたり若手をいい方向に導いてくれたのは間違いないので。遠藤保仁選手は与えられた仕事を最大限やろうという姿勢がすごい。そのなかで見せるスキルの高さは誰が見ても『あの年齢であれだけできるのか』と思う。監督の求めることをすぐにピッチでやろうという姿勢がすごい。ピッチに立ち続ける彼の姿が一番すごい」
シズサカ シズサカ

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