1966年、静岡県旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、死刑が確定している袴田巖さん(87)の再審=やり直し裁判の第2回公判が11月10日、静岡地方裁判所で開かれました。

証拠調べとして、検察側の主張に対する弁護側の反論が行われ、午後には、裁判所に採用された証拠として、法廷に凶器とされてきた57年前の「くり小刀」の実物が出されました。

弁護側は、殺害された4人の傷の深さなどについて、

その上で、専門家による鑑定結果では、想定される刃渡りが17.8センチ以上の刃物による傷だという結果が出ていることから、より長い刃物が凶器として使われたと反論しました。
放火の際に使われたとされる遺体の周辺から検出された油に関して
しかし、弁護側は、ポリタンクにわざわざ移して、

また、弁護側は、検察側の主張に疑惑を向けました。検察は、事件発生から20日以上経った後、現場の「くぐり戸」
さらに、事件当日の夜、