更新日：2023年11月6日

サッカーの“しんきんカップ”で静岡市清水区のサルファスが準優勝！自慢のテクニックとパスサッカー披露

サッカー小学生4年生の静岡県チャンピオンを決める「しんきんカップ　第38回県キッズU-10大会」（県サッカー協会など主催）の決勝が5日、富士総合運動公園で行われ、SALFUSoRs（静岡市清水区）が準優勝しました。

清水エスパルスU−10清水と対戦した決勝は2点のリードを奪われましたが、その後に反撃開始。トップの山梨祥乃選手や、中盤の徳茂享吾選手らを中心にパスをつないで攻め込み、細川快晴選手のゴールで1点差に。選手たちは最後まで持ち前のテクニックを披露していました。

試合後、樋口楓主将と近藤啓介監督にインタビューしました。

樋口楓主将（清水入江小）

ー試合の感想を聞かせてください。
「負けてしまったけれど、みんなで全力でプレーできてよかったです」

ー反省点はありますか。
「パススピードとか、パスを出すところが駄目で、相手にパスカットを狙われてしまいました。自分たちはファウルも多くて、うまくできなかったです」

ーチームの良いところは？
「テクニックやパスの崩しがチームの良いところです。東海大会があるので、絶対に優勝したいです」

近藤啓介監督

ー決勝を振り返ってください。
「ちょっとエンジンが掛かるのが遅かったですね。負けて当たり前の内容だったので、負けてよかったと思います。甘くないことが分かったと思いますし、悔しいという気持ちがこれからの成長につながるので」

ー大会を通して感じたことは。
「今年のチームは県大会に出場することを目標にスタートしました。今大会は満足する内容の試合はあまりなかったですが、子どもたちは1試合ごとに成長しているなと感じていました」

ー課題は見つかりましたか。
「真面目でいい子ばかりですが、気持ちが…（笑）ハングリー精神とか、負けん気の強い子がいない。もう少しそういう選手が出てくればいいなと思います。上手い下手の前に、そこがまず大事。あとは、個人で打開できるような選手がもう少し出てきてくれてもいいのかなと思います」

ー4年生の指導で重視していることは？
「長い目でみれば、まだスタートの段階なので楽しさを伝えることも大切。もちろん厳しいことも言いますが、厳しいだけでもない。それぞれの子どもに合わせて指導しています。せっかくサッカーをやっているんだから、サッカーを通じて人間として成長してくれるとうれしい。どんなにうまくても人間性が駄目なら評価されない。そこはブレてはいけないと思っています」

ーU-10年代に求める技術レベルは？
「まだ4年生なので、あれもこれもはできない。一つずつ。サイドキックやトラップなど基本的な技術は最低限のところまでは身につけてほしいですね。つまらない練習になっちゃうかもしれませんが、そこは絶対にやります」

ーチームづくりで心掛けていることは？
「それぞれの選手が自分のストロングポイントを最大限に出せる配置や戦い方を考えています。大会を通じて、やれたことと、足りないことは本人たちが一番感じていると思うので、あとは本人たちがどう向き合っていくか。もっとできるはずだと思いますし、力の半分も出せなかったと思うので、力を発揮できるようなメンタルも必要になります。内容をもっと上げて、サルファスらしさが全開になっていけばいいなと思います」