静岡市の駿府城公園を主な会場に行われている大道芸ワールドカップは2日目となりました。11月3日は祝日ということもあり、会場は、前日以上の盛り上がりを見せました。
駿府城公園では、午後6時15分から、ステージで海外アーティストによるパフォーマンスが始まりました。
2019年のチャンピオン「クァトロストンプ」は、カナダ・フランス・アメリカの方々で、毎回のショーの内容は観客が投げたサイコロの数字で決まります。
ある時はアクロバット、ある時は大縄跳びなど、毎回何が起こるかわからないワクワクがあります。

2023年の大道芸ワールドカップは、コロナ禍前と同じ4日間の開催となり、4年ぶりに海外アーティストが招かれました。

2日目は祝日ということもあり、多くの家族連れでにぎわいました。

<訪れた人>
「なかなか生で見られないのでダイナミックな本物の大道芸を子どもたちにも体験させたいなと思っています」
「やっと歩けるようになったのでいい天気だし行こうかと」
Q.鼻つけてみてどんな感じ?
「いい感じ」

1992年に始まった大道芸ワールドカップは今回、節目の30回目。

30回大会を記念し、歴代ワールドカップのチャンピオン5組がゲストに招かれ、会場は熱気に包まれています。


海外のアーティストも4年ぶりに招かれ、世界8か国から52組111人が出場します。

2006年に、わずか16歳でチャンピオンとなったチェコのアランシュルツさんは、華麗なステップで超速ジャグリングを披露しました。
やはり、海外アーティストは大人気です。

韓国のキム・ジェインさんが軽快な一輪車さばきを披露すると、会場からは大きな歓声が上がっていました。

<キム・ジェインさん>
「とても楽しかったです。たくさんのお客さんが見えてすごく驚いたんですけど、更に嬉しく演技することができました」

1992年の第1回大会以来、市民に支えられてきた「大道芸ワールドカップ」。
600人の運営スタッフがいますが、ほとんどがボランティア。
見る側から出る側になった市民による「市民クラウン」もすっかり定着しました。

<市民クラウン>
「久しぶりに大会の中でお客様と触れ合うことが出来てとても嬉しく感じています」
<植田麻瑚記者>
「こちらは子どもたちの顔にポイントメイクをすることができるメイクアップブースなんですが、大人気で長い行列ができています」

コロナ禍は実施を見送ってきた顔などにポイントメイクをするサービスも復活し、子どもたちは華やかなメイクを楽しんでいました。
<体験した人>
Q.どうしてこのメイクにしたんですか?
「猫が好きだから」
「可愛くやってもらってよかったです」

実行委員会は、4日間で100万人以上の来場客を見込んでいます。
2023年はさらに、たくさんの見どころがあります。30回記念として2か所で有料のショーが行われます。
しずぎんホールユーフォニアは、ゆったりとしたシート席でのんびりとステージを堪能したい方におすすめです。チケットは各回1500円、インターネットなどで事前に購入が必要です。
また、駿府城公園では、特別企画スペクタルショウ「Spark!」が開かれます。
3日も午後7時から、総勢50人のアーティストや大学生がコラボし、30回記念の特別なステージを開催。大道芸ワールドカップは、11月4日と5日も開催されます。