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静岡県代表のMF川口太崇(藤枝東FC)がアカデミー福島戦で超ロングシュート決めた!〈スルガカップ静岡国際ユースU-15サッカー大会〉

ロングシュートを決め、スタンドに向かって指を突き上げる静岡県代表の川口=エコパスタジアム


スルガカップ2023静岡国際ユース(U-15)サッカー大会(静岡新聞社・静岡放送後援)第2日は8日、エコパスタジアムなどで2試合を行った。静岡県代表はJFAアカデミー福島に2−4で敗れた。

小柄なレフティーが鮮やかな一発

静岡県代表のトップ下に入ったMF川口太崇(藤枝東FC)がJFAアカデミー福島戦で超ロングシュートを決めた。勝利にはつながらなかったが、スタンドを沸かせる鮮やかな一発だった。

「GKが前に出ているのは分かっていた」という。0−0で迎えた前半32分、敵陣のセンターサークル内でボールを足元に収めると、迷うことなくシュート。左足から放たれたボールはGKが必死に伸ばした手を越えて、ゴールに吸い込まれた。

「ポジション争いがある。明日の試合も出場するために、自分が決めるんだと思って打ちました」。川口はネットが揺れたのを確認すると「ブラボー」と雄叫びを上げ、スタンドの声援に派手に応えた。

静岡市の清水四中の3年生。小学生時代は清水区を拠点にするクラブチーム「SALFUS oRs」に所属し、NTT西日本グループカップ優勝に貢献した。U−12から県トレセン入りし、ナショナルトレセンに参加した経験も。中学から藤枝東FCに入り、清水区の自宅から藤枝東FCの練習に通っている。

158センチの小柄なレフティーは「アカデミー福島の選手は本当にうまかった。個の力も、チーム力も高いなと思った」と完敗を認め、「負けて終わりたくないので、最終日は勝ちたい」と全北現代モータース戦に向けて気持ちを高ぶらせた。

〈静岡県代表 MF小関陽生(浜松開誠館中)〉
「決められるチャンスはあったので、決めきりたかった。県選抜としては月1回しか練習していないので、チームワークの差があった。相手とは体の大きさも違った。これからはそういう相手と戦っていかなければいけない」

〈静岡県代表 岡本淳一監督(浜松開誠館)〉
「グループでボールを奪うことに挑戦しようと、選手たちには話していた。即席のチームでも、このレベルであれば周りとの関わりを増やすことはできてほしい。静岡にも特長のある選手はいるが、まだまだその特長を生かしきれていない。彼らには世界で活躍するような選手になってほしいし、全員に可能性があると思う。こうした大会を通じて自分の良さを前面に出すこと。俺はこれができる、これをやるんだという気持ちをどんどん出して、トライしてほしい」

静岡県代表−JFAアカデミー福島 前半32分、ロングシュートを決める静岡県代表の川口(中央)=エコパスタジアム

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