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「試合後、金子翔太選手が清水サポーターの元へ…」ヒデがシビれた、金子選手の熱い思い

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、ジュビロ磐田の金子翔太選手をお招きしました。パーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さんがオンラインで話をお聞きしました。

ピッチの上で「吠えた!」理由

ヒデ:藤枝戦、群馬戦2試合連続ゴールを決めてくれました。藤枝戦はホームで、ハイプレスからのこぼれ玉を狙ったゴールでしたけども、振り返っていかがでしょうか?

金子:先制点されて雰囲気も重くなりましたし、嫌な流れでしたが、直近の試合を見てもジュビロは先制されても慌てずにどっしり構えながらやれていました。確実に点は取れるんだと思っていました。

藤枝も非常に力のあるチームで、僕たちは相手をリスペクトしながら戦っていました。やはり静岡ダービーということで、多くのサポーターが来てくださったので、雰囲気もすごく良かったですし、後押ししてくれました。結果的に僕自身も2ゴールできて勝てたので、本当に良かったです。

鬼頭:リスナーから質問です。「同点のPKを決めた後に、金子さんがジュビロゴール裏方向に向けて大きな声で鼓舞するように叫んでいる姿がありました。逆転に向けて選手らを鼓舞するようにも見えたし、サポーターをあおるようにも見えました。そのときの心境を聞かせてください」

金子:覚えています。点を取り返す時とか、ここぞってときは周りの選手やサポーターの方を多少あおるようなことを結構やっています。スタジアムで見てる方は、ちょくちょく気づいてる方もいると思うので、そういったところはスタジアムに来てくださる醍醐味の1つかなと。

ヒデ:サポーターのパワーも必要とされるわけですから鼓舞するんですね。そして群馬戦、これは同点ゴールでした。後半3分、気持ちいいシュートでしたね。

金子:気持ちよかったですね。ゴールキーパーが元エスパルスで一緒にプレーした櫛引選手でした。前半に僕も他の選手も櫛引君にビッグセーブされて嫌な流れだったんですが、自分で強引にゴールを決めたいというメンタルがゴールに繋がった。今後もそういったところを出していきたいと思います。

ヒデ:今はトップ下。ご自身の中では、フィットしてる感覚はありますか。

金子:少し前まで右サイドハーフで出場してたので、少なからず景色は変わる。攻撃的なポジションなので、やはり結果を求められてるし、とにかくワントップに入る選手を見ながら全体のチームのバランスを見ながらプレーすることを意識しています。

快進撃を続けるためのキーマンは?

ヒデ:リスナーから質問。「この快進撃をもっと続けていくために、金子選手がチームの中で注目している選手は誰になりますか」

金子:古川陽介選手ですかね。ポテンシャルは間違いないんで期待しています。

鬼頭:ジュビロはリーグ戦10戦負けなし。チームの好調の要因はズバリどんなところだと思いますか。

金子:現状に満足していないところが好調の要因の一つかなと。確かに10試合負けなしですけど、引き分けも挟んでますし、なかなか上位に勝ってないんですよね。

手応えがないわけでもないんですが、がっつり手応えがあるっていうわけでもない。8月は上位との対戦も控えてますし、そこで勝ってこそ、自分たちの成長を感じられると思うので、8月は非常に重要になると思います。

ヒデ:あとはいらない失点をなくしていきたいですよね。

金子:得失点差も重要ですし、ゼロで抑える試合が多くないので、チームとしてまだまだ課題です。

「翔太は夏に強いらしいな」


ヒデ:とはいえ、横内監督の存在、戦術というのは大きいと思います。選手の中で監督への信頼度、さらに上がってきてると思うんですが。

金子:横さんは本当に、人をすごく見てますね。練習中やそれ以外の部分でも、とにかくじっと観察しています。選手ともコミュニケーションを取るし、若い選手からベテランの選手まで、練習中もしっかり指摘する部分は指摘する。

ベテランの選手にあまり指摘しない監督も多いのですが、横内さんはベテランの遠藤選手から1年目の選手まで、対応を変えずに指摘したり、叱咤激励したりすることもあります。そういったところでチームの士気が上がるし、緊張感がある中で練習や試合に臨むことができています。

ヒデ:ここ最近、金子選手が横内監督に言われたことはありますか。

金子:「翔太は夏に強いらしいな」みたいなことを言われました。今までのキャリアの中でも結構夏に点を取ったりすることが多かったので。

自分のタフさや90分運動量が落ちずに走るっていうところは自分の持ち味でもあります。その部分は期待してると言われました。

ヒデ:金子選手のパーソナルな部分を聞きたいです。仲の良い選手は誰ですか。

金子:松原后は長い付き合いで、クラブハウスでもずっと僕に接触してきます。なので、多分他の選手や先輩たちからは、后の方が年上だと思われてます。

鬼頭:金子選手は28歳。松原選手は26歳。

金子:意外にチーム内の年齢とかってアバウトなんです。例えば遠藤さんや山田さんとか、若い選手たちの年齢を把握してなかったりするんですよ。松原は僕に対してタメ口だったり、強い口調で喋ってきたりするので、先輩たちに年齢をわからなくさせてます(笑)

モーニングルーティンは意外にも…

ヒデ:リスナーから質問。「モーニングルーティンを教えてください」

金子:白湯を飲みます。皆さんやっていただきたい。夏場は温かいものをとる機会が少ないので、腸内環境が良くなったりします。

鬼頭:ご褒美として、いつもパンを食べてるそうですが。

金子:食パンに美味しいバターを塗って、コーヒーを飲めれば最高ですね。

鬼頭:オフの日は。

金子:子供が2人いるので、昨日はチームメートと家族ぐるみで、結構大人数で浜松の阿多古川でバーベキューをしてきました。今は暑いんで、水遊びが多いですね。

戻るべき場所に戻る

鬼頭:古巣のエスパルスも今シーズンは同じJ2の舞台で戦っています。エスパルスの結果はやっぱり気になりますか。

金子:もちろんです。僕だけじゃなくてジュビロの選手みんな気になってます。

ヒデ:一緒に戦ってきた時代も長いわけですしね。僕はエスパルスのホーム戦の試合終わりに、金子選手がエスパルスサポーターのいるゴール裏に挨拶に行ったのは本当しびれましたね。

ちゃんと愛があって、リスペクトがあって。今着ているユニフォームは違うけれども、恩を忘れてないなっていうことを行動から感じました。負けるわけにはいかないけども、強くあってほしいっていうのもどっかでありますよね。

金子:もちろんです。エスパルスとジュビロがJ1で静岡ダービーをやることを、静岡のみんなが望んでいると思うので、お互い戻るべき場所に戻って、静岡ダービーができたらいい。それができるように僕たちも一戦一戦大切に戦って、昇格に向けて突っ走っていきたいと思います。

ヒデ:最後にサポーターの皆さん、サッカーを愛する皆さんにメッセージを。

金子:必ず残りの試合で結果を出して、強いジュビロを取り戻したいと思っています。スタジアムに足を運んでいただいて、僕のゴールとジュビロの勝利を見ていただきたいと思います。
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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