静岡から岩手へ、いざ初めての国際試合観戦へ!

静岡県から約700キロ離れた岩手県まで、どうしても見たかった“アロメン”(東レアローズの選手の愛称)の日の丸姿を追いかけて、気づいたら乗っていました。静岡駅、朝7時20分発の東海道新幹線ひかり号。
後から思い返すと、初めての東北へ、日帰りで。よく行ったなぁとこの行動力に自分自身が一番驚いています。
東京駅で東北新幹線に乗り換え、午前11時27分、試合が行われる岩手県紫波町のオガールアリーナに到着。

会場に入ると、まず選手との距離の近さとその熱気に驚きました。普段は東レアローズの青や白のユニホーム姿に見慣れているので、赤色の「JPN」の文字が入ったユニホーム姿がとても新鮮で、同時に胸がいっぱいになりました。
14時に始まった試合は4-0で日本が中国にストレート勝ち。
世界の選手に劣らず、抜群の高さで得点を重ねた難波尭弘選手。サーブで連続ブレイクを起こし、チームに勢いをつけた小澤宙輝選手。ネット際の華麗な職人技で会場を沸かせた富田将馬選手。
見たかったアロメン3選手の全日本での勇姿を目に焼き付けることができました。

熱気とボールが飛び交う体育館。体育館にいる時間よりも移動時間のほうが長かったけれど、この場所、このときにしか感じられない、感動に出会えたこと。たまたま隣で観戦された方がトフ(東レファンの愛称)だったこと。挙げだしたらきりがないくらい、走馬灯のように駆け巡る試合のハイライトを胸に、18時50分、帰りの東北新幹線に乗り込みました。

ちなみに観戦以外での滞在時間は1時間。隣の席で仲良くなったトフと、盛岡駅で試合の感想を語らいながら名物の冷麺を食べてきました。こういった思わぬ出会いや、つながりも東レを応援している中で幸せだなと思うことのひとつ。
静岡に着いたのは22時27分。7時間前の白熱していた試合を思い出しながら静岡駅の改札を出て、私の日常に戻ります。
あらためて、小澤選手、富田選手、難波選手、素敵な試合をありがとうございました。6月3日に行われる国際親善試合の最終戦も、”心はひとつ”に静岡から応援しています。
世界で活躍する選手が、トップリーグのチームが、地元静岡に存在することが私の誇りです。
(アットエス編集部 橋口光)