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番組審議会だより > 2015

第566回番組審議会(2016年3月18日)

●開催年月日 平成28年3月18日(金) 12時30分
●開催場所

静岡新聞放送会館

●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

三浦 孝文

久米 行子

大石 実

栗原 績

山畑 聡

中井 弘和 副委員長(書面)

木苗 直秀(書面)

坂田 芳乃(書面)

審議議題

〇テレビ番組「静岡発そこ知り うたのちから 人生楽しく 生きナイト

 放送:2016年3月7日(月)19:00~19:55

番組概要

藤枝市のデイサービスセンター「よつ葉のクローバー」は音楽療法を取り入れている。利用するお年寄りのうち8割以上が認知症。その数は全国で約462万人。介護職員の伊藤さんと藤田さんは短大の音楽科を卒業後、「ぼけナイト」という音楽ユニットを結成し、昭和歌謡を通じて認知症予防の活動をしている。
認知症になると笑顔が少なくなると言われており、数分後には何をしたか忘れてしまう人がほとんどだが、2人は公演中「1分1秒を笑って過ごして欲しい」という思いで活動を続けている。認知症は人それぞれ症状が異なるのが特徴だが、誰もが共通する昭和歌謡を通じて、お年寄りが明るく前向きに生きようとする姿を伝える。現代病とも言える認知症に笑顔で立ち向かう20代の介護職員とお年寄りを追った。

●委員の意見

・プライバシー保護の観点からは、番組への登場人物やその家族の了解を得るのは大変だったと思う。

・介護をテーマにした番組制作に取り組み、それをゴールデンタイムに放送したことを評価したい。

・「歌のちから 楽しく 生きナイト」との番組タイトルは、福祉や介護を直接的に連想させるものではないため一般視聴者も、構えることなく番組を見ることが出来たと思う。

・番組の内容や描き方は分かりやすいもので、ストーリー性もあった。
高齢者が共感でき、また、参考にもなる内容だった。

・2人の若い女性の表情と言葉が、番組をよく引き立てていた。

・多くのシーンを取材したと思うが、その取捨選択は適切なもので、番組を見る側にとっても、うまくまとまっていると感じられた。

・楽しい場面も多かったが、介護施設という場所がら、実際にはなかなか大変なこともあったと思う。その点も伝えて欲しかった。

・認知症治療に音楽を使う研究もあると聞く。そのような点についても扱えば、番組の幅がさらに広がったのではないか。

・施設職員の苦労や葛藤、また、工夫を重ねた結果が、彼ら自身の「力」に変わっていく様子が番組の中に表現されていれば、さらに深みのある内容になったはずだ。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成28年2月1日~平成28年2月29日 総件数386

(1)イブアイしずおか【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 92件

(2)Soleいいね!【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 25件
(3)ひるおび【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 13件

(4)ほのぼのワイド【R・自社制作】

・・・・・・・・・ 11件
(5)所さんのニッポンの出番!【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 10件

視聴者からの意見

〇テレビ番組『イブアイしずおか エンタ』毎週月~金曜日放送
・出演者たちがよく”へぇ”という言葉を何度も使っていますが、わざとらしく感じます。取材内容について初耳とか驚きを込めて発しているとは思いますが、表現の仕方に工夫をした方が良いと思います。           (メール)

テレビ番組『あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル』2月8日(月)放送
・懐かしい曲が流れ、青春時代を思い出させてくれた。また、このような番組を放送してほしい。               (70代 男性)