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番組審議会だより > 2013

第542回番組審議会(2013年10月18日)

●開催年月日 平成25年10月18日(金) 12時30分
●開催場所 静岡 新聞放送会館
●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

中井 弘和 副委員長

木苗 直秀

三浦 孝文

細井 正人

久米 行子

大石 実

審議議題

テレビ番組「SBSスペシャル 死の棘~じん肺と闘い続ける医師~」

放送:平成25年5月28日(火)26:03~26:57

審議概要

じん肺は長期間吸い込んだ粉塵が肺機能を冒す病で、20年から30年後に、せきや呼吸困難、ついには肺がんなどを併発して発症者を死に至らしめる。県内では、浜松市天竜区佐久間町にあった久根鉱山で、採掘に当たった多くの作業員がじん肺被害に見舞われた。なす術なく悲嘆にくれる患者と家族を支え続けたのが海老原勇医師だった。半世紀近くじん肺被害の現実と向き合い、その歩みは、じん肺患者を癒すだけではなく、じん肺の研究と、被害対策と行政や企業との闘いでもあった。海老原医師の半生をたどりながら、じん肺問題の核心を問いた。

●審議の概要

・淡々と静かに訴えることで私たちの心に響き深く残った番組だった。海老原医師のじん肺患者と向き合う姿勢を通して、現代社会が抱える矛盾を浮き彫りにしていた。アスベスト問題は過去の問題ではなくこれからの問題であるという意識を私たちに提起していた。

・遠い記憶の中にあった遠州じん肺訴訟を思い出し、一連の問題がまだ続いていることに驚きを持って番組を見た。海老原医師の高い倫理・使命感に感銘を受けた。

・過去の映像を効果的に使っていた。海老原医師にスポットをあてた作り方は焦点が絞られていて良かった。

・じん肺患者が診察のために早朝から集まっている姿に、予約システムや専門医院の少なさなど医療の矛盾を感じた。番組が最終的に訴えたかったことが分かり難かった。

・戦後の日本の高度成長を支えた人たちの苦しみや今もなおさまざまな課題が残っていることを視聴者に伝えたいい番組だった。

・社会に訴える番組してよかったと思う。過去と今の映像を巧みに使いわかりやすくまとめていた。

・海老原医師の取り組みにより、地域の鉱山での職業病から、現代社会の問題につながっていくストーリーを展開できたと思う。ローカル的視点で捉え作られた良い作品だった。じん肺についての詳しい説明があってもよかったと思う。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成25年9月1日~平成25年9月30日 総件数456

(1)SBSイブニングeye【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 74件
(2)はなまるマーケット【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 31件
(3)Soleいいね【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 29件
(3)みのもんたの朝ズバ【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 29件
(5)日曜劇場 半沢直樹【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 13件

 視聴者からの意見

テレビ番組「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」9/18(水)19時放送 

・この番組は、私が青春時代に聴いていた曲が多く放送されていて、とても嬉しく青春時代を思い出しました。また、こういう番組を放送してほしいです。        (60代 男性)

→《対応》TBSテレビへ

 

レビ番組『SBSイブニングeye』毎週月~金曜日16時45分放送

・県内ニュースも大事だが、全国ニュースをもっと知りたいです。また、途中で話題が切り替わり最後まで内容が伝わらない場合があるので、放送の仕方を工夫してもらいたいです。                                            (50代 男性)

・『大鉄途中下車の旅』コーナーを見ました。トロッコ電車の線路沿いにある場所は母の実家で、私は小学生の夏休みはほとんど山を歩いたり川で遊んだりしていました。とても懐かしくなり、あのころに戻った気分でした。朝夕のテレビ番組を楽しみにしています。                                               (ハガキにて 女性)

→《対応》報道局へ