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番組審議会だより > 2013

第540回番組審議会(2013年7月19日)

●開催年月日 平成25年7月19日(金) 12時30分
●開催場所 静岡 新聞放送会館
●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

中井 弘和 副委員長

種本 祐子

大橋 佳子

三浦 孝文

久米 行子

木苗 直秀(書面)

審議議題

テレビ番組

「THE 世界遺産 富士山」

放送:平成25年6月23・30日(日)18:00~18:30

審議概要

世界文化遺産に登録された富士山。時代を超えて人々を魅了し続けています。TBSテレビの「THE 世界遺産」では、富士山の世界遺産登録を前に取材を重ねて来ましたが、SBSも制作に協力しました。23日のⅠ部では、火の山としての富士山の姿を中心に噴火が生んだ自然造形と富士山信仰とのつながりを描きました。30日のⅡ部では、富士が生む水の神秘的な現象やその水が支えた富士山信仰について紹介しました。

●審議の概要

〇委員の意見

・富士山の存在の意味を人々の心に強く焼き付けた番組だった。火の山のエピローグに流れた「富士山は高くそびえています。人の心にも」という言葉が、心に響いて印象に残った。

・映像が美しく、ナレーションも穏やかでよかった。山梨県側からの映像が多かったと思う。富士山を世界遺産として守るためには、地元の人々が富士を誇りに思い、知識を深めることが必要。そのためには今回のような番組を地元の学校教育に役立ててもらうことで、富士に対する愛情、信仰、畏敬の念などが深まってくると思う。

・富士山について、知らないことが多いと気づかされた。女性のナレーションは見る側の想像力を高めてくれる語り口で良かった。しかし、途中に男性のナレーションが入ったが、入れ方が不自然で違和感を覚えた。

・映像がすばらしかった。「お鉢巡り」「赤富士」「幻の滝に一滴の雫が発生するところ」が特に印象的だった。また、赤富士の由縁を始めて知った。Facebookにもきれいな映像を出したり、世界遺産登録前後の動きや盛り上がりの様子がわかり新たな情報発信ツールとして良かった。

・「火の山篇」は、溶岩や樹海下のトンネルなどあまり目にすることがなかった富士山の姿に、人間の力ではどうしようもない自然の力の畏敬の念が信仰につながってきたのだと感じた。「水の山篇」では、季節ごとの富士山の映像がとても美しくきれいだった。富士講の話は興味深かった。

・各局が富士山を取り上げているが、この番組は独自性があり見応えがあった。番組の構成は、「火の山」の方がテーマに沿った構成を立てやすい分盛り上がっていたが、「水の山」はややトーンダウンした印象を受けた。

・「火の山」「水の山」として崇められている理由を含めて、美しく、神秘的で雄大な雄姿を、歴史を通して詳しく紹介されたことは、富士山が信仰の対象であり続けていること、芸術の源泉として位置付けられていることを改めて強く認識した。
●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成25年6月1日~平成25年6月30日 総件数 419

(1)SBSイブニングeye【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 72件
(2)Soleいいね【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 25件
(3)みのもんたの朝ズバッ!【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 15件
(4)はなまるマーケット【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 13件
(4)GOGOワイドらぶらじ【R・自社制作】 ・・・・・・・・・ 12件

 視聴者からの意見

○テレビ番組『SBSイブニングeye』毎週月~金曜日16時45分放送

・ 『踊って歌ってケンタでダンス』のコーナーとても楽しみにしています。私たちの町にも来てダンスを教えてもらいたいです。みんなで一緒に踊りたいです。         (60代・男性)

・お天気コーナーの時に、比連崎さんとアナウンサーが天気図の前に立って話していますが、天気図全体が見えません。前線や雲の動きを見たいので天気図は全体が映るようにしてください。                                             (60代 女性)

→《対応》報道局へ

 

○テレビ番組『静岡発そこ知り』毎週月曜日19時放送

・  『そこ知り』が好きで毎週見ています。まだ紹介されていないところもたくさんあるので、くまなく取材してほしいです。そして新しい情報を楽しく伝えてください。      (30代 男性)

→《対応》編成業務局・報道局へ