小川航基躍動、4試合ぶり白星 J2リーグ第14節・磐田

 磐田のFW小川航基の得点感覚とゴールへの執着心が戻ってきた。前半45分、MFルキアンの低い右クロスを右足で合わせて先制点を奪い、後半6分はMF宮崎のシュートを右足で方向を変え、ゴール左隅に流し込んだ。今季の6得点はすべて本拠地ヤマハスタジアムで奪っている。8日の松本戦からはホームで3戦連発となった。

磐田―金沢 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ磐田・小川航基(左)=ヤマハスタジアム
磐田―金沢 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ磐田・小川航基(左)=ヤマハスタジアム

 小川航基は「1点目はルキアンからのボールを決められたことがうれしい。2点目は(昨季期限付き移籍した)水戸でシュートパスという、コースを変える練習をやっていた成果」と振り返った。ただ、先制点の前に再三の決定機を外したこともあり、「(好機を)確実に決めないとチームは苦しくなる」と反省した。
 2月23日の山形との開幕戦以来の2得点。6月28日のリーグ戦再開前、自身もチームも調整が順調だったことから「1試合2得点」を宣言したが、8試合ゴールから遠ざかった。「ペースは良くない」が、謙虚な気持ちで巻き返しを期す。
 チームは前節19日の町田戦から3バックを採用し、2試合連続無失点で4試合ぶりの勝利。フベロ監督は「失点を減らすことを目指し、結果も出た。きょうは攻守で3バックが機能した」と新システムに手応えをつかんだ。

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