「おもろ凄い体操選手に俺はなる」YouTubeとアルバイト掛け持ちで跳馬を極める! 日本代表経験もある遠藤幹斗さんの挑戦【しずアツ】

今回の「しずアツ」は、静岡県磐田市を拠点に活動する体操跳馬の遠藤幹斗(えんどう・みきと)さん(28)。

日本代表の経験を持ちながらスポンサーがいない逆境を、自らの技でカバーする「フリーター体操選手」です。

YouTube収益を遠征費に…異色の「フリーター選手」


「すごい!こんにちは。逆立ちしたまま?お見事でした~!」

杉本アナウンサーを驚きの挨拶で出迎えたのは、体操跳馬の遠藤幹斗さん(28)です。

遠藤さんは2025年に全日本個人総合選手権の種目別跳馬で日本一に輝き、パリで行われた世界大会に日本代表として出場した跳馬のスペシャリストです。

遠藤さんは『フリーター体操選手』。金銭的な支援をするスポンサーがいません。

登録者数7万人、YouTubeの広告収益を遠征費に充てています。

国内で数人…大技「ヨー2」

遠藤さんの得意技は「ヨー2」。

<遠藤幹斗さん>
「ヨー2という技は、最高難度があって、それの一個下の技なので日本でも数人という感じです」

<杉本キャスター>
「本当にトップレベルの技なんですね」

宮城県出身の遠藤さんは、6歳で体操を始め、中学時代に跳馬で日本一を経験。強豪・埼玉栄高校から静岡産業大学を経て実業団へ進みました。

退団した今はアルバイトを掛け持ちしながら、磐田市を拠点に跳馬を極める道を選びました。週5回、2時間の練習を続けています。

強みは「脚力」と「スピード」

<遠藤幹斗さん>
「いつもここから、24メートルから跳馬に向かって走っていきます」
<杉本キャスター>
「助走の距離も跳馬には大事?」
<遠藤さん>
「スピードが大事なので、そのスピードをつくる距離は必要かなと」

杉本キャスターが強みを聞くと、「走るスピードもそうですけど、一番は脚力の部分で。ロイター板を踏んでバネの力を使う足の筋肉が強いかなという風に思います」と遠藤さんは語ってくれました。

杉本キャスターが体験!

跳馬のスペシャリスト・遠藤選手には、どのような景色が見えているんでしょうか。

<杉本キャスター>
「怖い!目の前に一気に跳馬の台がせり出してきたような感じ。しかも遠藤さんは飛ぶだけじゃないんですよね?」

遠藤選手は「スピードは良かった」と評価しましたが、実際の演技では単に跳ぶだけではありません。空中でひねりや回転を加える必要があるといいます。

踏み切りから着地までわずか2秒。技の難易度、美しさ、そして正確性を競います。

遠藤選手の大技「ヨー2」を解説してもらいました。

「ロイター板を両足で蹴ってハンドスプリングし、前宙しながら2回半ひねる」といいます。

遠藤選手は「難易度が高いのがヨー2」と語りました。今後も練習を重ねて、さらなる高難度の技へ挑戦していく意欲を見せています。

「おもろ凄い体操選手になる」

そんな遠藤さんの目標は。

<遠藤さん>
「『おもろ凄い体操選手に俺はなる』。僕、YouTubeもやっているので、そこで体操のおもしろさを発信していて。体操をできなくなるまで、その時までやってずっと日本一を目指して、世界で戦える選手になりたいなと思います」

国内の遠征で1回約8万円、海外なら約70万円の費用が必要だといいます。多くの選手がスポンサー支援を受ける中、遠藤さんはYouTube活動に加え、3つのアルバイトを掛け持ちして競技を続けています。

体が動く限り、体操を続けたい。熱い思いを持っています。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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