
静岡市立高等学校 体操競技部
昨年10月の中部新人戦で男女一緒に団体優勝を遂げた静岡市立高校体操競技部。歴史のある同部だが、男子優勝は35年振りで全員が競技初心者の快挙だ。経験者が揃う女子団体は昨年度の夏に創部初の全国総体出場を果たした。技を磨き披露する体操本来の楽しさを忘れずに、男女が互いに高め合う。過去のチーム紹介はこちら


自分がやりたい技を自ら追求。ゼロからバク宙ができる喜び!
「体操は自分が技をできるようになるのが面白いスポーツ」という鈴木先生は顧問10年目。体操競技歴もある専門家だが、練習では部員たちがやりたい技を優先する。男子は全員初心者。杉山晃太郎副部長は「バク宙ができるようになりたい」と入部し、2年目の中部新人で個人総合2位に。佐藤陽向選手も総合4位と健闘した。高校から始めた大村琉花部長は「試合でロンダート宙が成功した時は最高に嬉しかった。一生でなかなかできない経験」と語る。ここに体操の魅力が詰まっている。


男女学年の壁なく協力し合う。県総体で男女一緒に表彰台へ!
女子は個人でインターハイ出場の三鬼未宇選手を筆頭に経験者が多く、床や跳馬では女子が男子に教えることもある。年末は毎年恒例のクリスマスプレゼント交換会など、男女の仲がいい。体操器具の準備や片付けでは学年関係なく、みんなで協力し合う。純粋に体操を楽しみ、互いを高め合う風土が根付いている。目標はみんなで話し合い、最後の県総体で男女一緒に表彰台と決めた。目標に向かい成長を共有し合う過程もまた楽しい。市高体操競技部には、一生に一度の高校生活を彩る力がある。



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