
遊園地を敷地のすみずみまで楽しんでもらい、後日、また遊びに来てもらう。そんな期待が込められたスマートフォン向けゲームの実証実験が、浜松市の浜名湖パルパルで始まりました。
自分が主人公!園内周遊型RPG
運営する遠州鉄道が、市内のベンチャー企業とともに園内で遊べるゲームを開発し、実証実験を始めました。(「パルパルアドベンチャー~遊園地を救う勇者の物語~」)

<担当者>
「スマートフォンを使った園内周遊型RPGです。こちらは、自分が主人公になってもらって園内を巡ってモンスターを倒してもらいます」
プレイヤーはロールプレイングゲーム(RPG)の主人公になりきり、ボスキャラの討伐を目指します。
園内を再現したマップはスマートフォンの位置情報機能と連携していて、マップ上に表示されるモンスターに実際に近づくことで対戦ができます。
「人の流れ」を変える仕掛け

園内のさまざまな場所にモンスターがいたりアイテムがあったりするため、遊園地側にとっては、普段人の流れが少ない場所にも足を運んでもらえるというメリットがあります。

また、園内の対象アトラクションを利用することで、ゲーム内で使えるアイテムをもらえる仕組みも導入されています。
ボスキャラとの戦いにはAR(拡張現実)技術が使われており、リアルな背景の中で戦います。
<影島亜美アナウンサー>
「体も大きいですね。ほかのモンスターと比べて大きくて強い」
遊園地の枠を超えて「地域」へ
遠州鉄道の担当者は、ゆくゆくは遊園地の枠を超えて、舘山寺全体の盛り上げにつなげたいと意気込みます。

<遠州鉄道 地域共創推進室 桐岡俊太郎副課長>
「今後はパルパルの中でも大きくしたいですし、例えばパルパルの外に出て舘山寺全体を周遊するような、人の流れを作るようなコンテンツになっていけたら」
浜名湖パルパルは、実証実験を2026年3月末まで行い、来場者やリピーターの増加に期待を込めています。







































































