
静岡県内唯一のプロ野球チームに衝撃が走っています。プロ野球「くふうハヤテ」のメインスポンサーである「くふうカンパニー」は先週、球団運営会社に契約解除を通知したと発表しました。球団とスポンサーの間では主張が真っ向から対立しています。
県内唯一のプロ野球チーム「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。誕生してから約2年。いま球団の根幹を揺るがす事態に陥っています。
発端となったのはチームと資本業務提携を結ぶ「くふうカンパニー」が明らかにした内容です。
球団を運営する「ハヤテ223(ふじさん)」に対し、ネーミングライツの重要な一部契約不履行などを理由に契約解除を通知したのです。
くふうカンパニー「従来の野球界の通例では考えられない」
くふうカンパニーの発表によると、ユニフォームや帽子などに「HAYATE」の文字しかなく、スポンサーである「くふう」や愛称の「ベンチャーズ」といった表記が一切ないことを挙げていて、「従来の野球界の通例では考えられない」としています。
ハヤテ223「若者の挑戦を阻害する行為」と強く非難
「ハヤテ223」は、くふう側の見解に対し全面的に反論。「いまだネーミングライツ料の支払いを受けていない」とし、くふう側に対し「一連の事態は若者の挑戦を阻害する行為であり、悲しみを禁じえません」と強く非難しました。
両者の水掛け論は続きます。くふう側は1日、「ロゴの私的流用を行っていることこそが『球団に集まった若者の挑戦を阻害』するもの」だと語気を強めます。
地元チームのいざこざに街の人は。
<街の人>
「困りましたね。(新スポンサーに)誰か名乗り出てくれればいいんでしょうけど」
「せっかく契約したのに、2年で降りられちゃうのは、裏切られちゃうじゃないですけど、チームの人も悲しいのかなと思います」
チームは来シーズンに向け始動していますが、若者に夢を与える球団になれるのでしょうか。
2026年シーズンに向けてポジティブなニュースも
一方で、来シーズンに向けてポジティブなニュースも入ってきました。2025年のドラフト候補として注目されていた宮路悠良投手が韓国プロ野球リーグのサムスン・ライオンズに移籍することが決まりました。

さらに、来シーズンに向けた新入団選手としてキャッチャー3人を含む、14選手が加入するという発表もありました。
静岡県勢からは、静岡商業高校のエース山本敢生投手をはじめ3人が名を連ねています。球団によりますと、コーチ人事や過去に12球団に所属していた選手らの獲得については、現在調整中ということです。









































































