「金庫」を作らない金庫会社!?独自のノウハウでプロ仕様の特注ロッカーを生み出す西尾金庫鋼板
『ものづくりカンパニー』は、SBSラジオの番組「鉄崎幹人のWASABI」内の人気コーナー。静岡県内の「ものづくり」に情熱を注ぐ企業をゲストに迎え、技術の裏側や製品への想いを深掘りします。今回は、静岡市清水区長崎に拠点を置く「西尾金庫鋼板株式会社」の代表取締役、西尾 浩二(にしお・こうじ)さんをお迎えしました。(2026年4月16日放送)
創業80年。「金庫」を作らない金庫会社の決断
鉄崎:まずはじめに、西尾金庫鋼板株式会社がどんな会社なのか教えてください。
西尾さん:弊社は昭和21年に金庫の販売と修理を原点として始まり、今年で創業80年を迎えます。昭和47年に法人化し、現在の西尾金庫鋼板株式会社となりました。
内野:80年とは歴史がありますね。ただ、最近は暮らしの中で金庫という言葉を聞いたり、目にしたりする機会が減った気がするのですがいかがですか?
西尾さん:おっしゃる通りですね。戦後は人々がお金を蓄えるようになり金庫がよく売れたそうです。また、金庫は非常に頑丈で「孫の代まで」と言われるほど買い替えが少ないんです。さらにオィスの高層化などで、大きくて重い金庫はなかなか売れない時代に変わってしまいました。
鉄崎:なるほど…。そうなると、社名には「金庫」とありますが、現在はどのようなものを作られているのですか?
西尾さん:実は現在、金庫そのものは製造しておりません。今は金庫づくりで培った頑丈・強固・セキュリティというノウハウを活かして、収納庫やロッカーなどの製造・販売へと方向を転換しています。
警察・消防からプロスポーツまで!「頑丈・強固」な特注ロッカー
内野:金庫の技術がロッカーに活かされているんですね。普通のロッカーとは強度が違うのでしょうか?
西尾さん:はい。通常のロッカーはもちろんですが、板厚の厚いものやセキュリティ性の非常に高い収納庫など、特殊な仕様を得意としています。量産品だけでなく、1点物や多品種小ロットのオーダーメイドに特化した体制になっています。
鉄崎:具体的にはどのような場所で使われているのですか?
西尾さん:特殊な例ですと、警察向けの拳銃庫や消防署向けの防火衣ロッカー、自衛隊向け、刀剣保管庫や納骨棚まで幅広く手がけています。また最近では、スタジアムでプロのスポーツ選手が使う選手用ロッカー(スポーツロッカー)の製造・設置も好調です。
鉄崎:スポーツロッカーですか!何か使い勝手も工夫されているんですか?
西尾さん:弊社のスポーツロッカーの特徴は、ラグビー用は間口を広くするなど、競技に合わせて間口や奥行き、高さ等を変更できます。座面にクッション材を敷いて座れるようにしたり、側面をワイヤーメッシュにしてハンガーやフックを掛けられるようにしたりと、使い勝手は抜群です。引き出しや貴重品保管庫なども付けられ、こうした収納庫を通してスポーツ全体を応援させていただいています。
「アイデアを形に」。1台から叶える一貫生産体制
鉄崎:多種多様なオーダーに細やかに応えられる秘密はどこにあるのでしょうか?
西尾さん:弊社のキャッチコピーであるアイデアを形にという姿勢です。自社で設計から材料加工、塗装、そして施工までを一貫して行えるのが最大の強みです。建設業の許可も持っていますので、日本全国へ取付施工までトータルに行うことができます。
内野:「こんなのが欲しい」というイメージだけで相談しても大丈夫ですか?
西尾さん:もちろんです!弊社は1台から製作が可能です。製作した会社が直接施工するので施工不良もなく、間に他社が入らないためコストや納期面でもスピーディーな対応が可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
鉄崎:興味を持った方はどうすればいいですか?
西尾さん:「西尾金庫鋼鈑」と検索するとWebサイトが出てくるのでぜひご覧ください。オーダーメイドや見積もりのページもありますのでご活用ください。
鉄崎:最後にこれからの目標を教えてください。
西尾さん:決まった物だけを作るのではなく、時代に合わせて柔軟な発想で挑戦し続ける企業でありたいと考えています。また、一緒に働いてくれる仲間も随時募集していますので、求人に関するお問い合わせもお待ちしております。
番組情報
番組名: SBSラジオ『鉄崎幹人のWASABI』(月〜木 9:00〜12:40 OA)
パーソナリティ:鉄崎幹人・内野菜美(木曜パートナー)
コーナー名: 静岡県の未来を拓く!ものづくりカンパニー
放送日時: 2026年4月16日(木) 11:34 ~ 11:43
ゲスト:西尾金庫鋼板株式会社 西尾 浩二 様