静岡県内クラフトビール巡り
あすから4連休ですね。なかなか遠出が難しいご時世ですが、近場のクラフトビールを味わうのはいかがでしょう。クラフトビールとは「小規模醸造所でつくるビールの総称」だそうです。県内各地のクラフトビールや醸造所を紹介します。
〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・石岡美来〉
熱川バナナワニ園×反射炉ビヤ 完熟パパイア、ビールに変身
伊豆の国市のクラフトビール醸造所「反射炉ビヤ」と、東伊豆町の動植物園「熱川バナナワニ園」は19日から、同園で収穫した完熟パパイアを使ったビール「伊豆パパイヤHAZY(ヘイジー)」を同園などで販売する。3月に同園のバナナを使って販売した「伊豆バナナワニIPA」に続く、同園のフルーツビール第2弾で、完売していた同商品も同日から数量限定で再発売する。
10品種約40株を栽培する同園のパパイアのうち、香りの強い「ブラジル大果」など4種を選び、14キロをピューレにして醸造した。山田隼平醸造長は「パパイアのこくやトロピカルな風味を際立たせるため、使うホップも厳選した。夏にぴったりの味に仕上がった」と特徴を語った。神山浩子副園長は「厳しい世相の中、ビールを飲んで笑顔になってほしい」と呼び掛けた。
パパイア、バナナ共に330ミリリットル瓶で2100本を製造した。同園の通販サイトでは、予約も受け付けている。同園フルーツパーラーでは、1本750円で提供する。問い合わせは熱川バナナワニ園<電0557(23)1105>へ。
〈2021.7.18 あなたの静岡新聞〉⇒元記事
ブルーベリーの酸味爽やか 季節限定ビール 森町
森町の天方地区で栽培するブルーベリーを使ったクラフトビールの販売がこのほど、森町内で始まった。地域住民らが2019年に発売した季節限定商品で、今年も順調に売り上げを伸ばしている。
天方地区の住民有志や県、町などでつくる「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」が、地元産ブルーベリーのブランド化を目指して始めた取り組み。
アクティ森と松尾酒店で、数量限定で販売している。1本330ミリリットル入りで税込み600円。問い合わせはアクティ森<電0538(85)0115>へ。
〈2021.7.9 あなたの静岡新聞〉⇒元記事
三島産トマトで新感覚ビール バジル加えてピザ風味 8月発売
三島市で栽培が盛んなトマトを活用したクラフトビール造りが、沼津市のリパブリュー沼津駅前ビール工場で始まった。地元飲食店やJA三島函南が連携し、バジルなどを加えてピザのような味わいに仕上げる予定。初めての試みに関係者は「どんな味になるか。楽しみ」と期待を込め、8月中の発売に向けて仕込みや発酵の作業を続けている。
市内では、飲食店の調理人が農家を訪ねて新たなレシピのヒントを探す「みしま農家めし」を展開中。その際に、トマトの生産者から「加工品を作ってほしい」との依頼があり、市の補助金も受けて発泡酒の開発に乗り出した。トマトだけを使うと青味も残るため、生のバジルやスモークモルトを加えてピザに近い味わいに仕上げるという。
醸造するリパブリューの畑翔麻オーナー(30)は「ピザ風味のクラフトビールは初めての挑戦。造ってみないと分からないが、どんな味になるか楽しみ」と語る。
〈2021.7.10 あなたの静岡新聞〉⇒元記事
ユズ果汁たっぷり♡ビール 川根・KAWANEホールディングス
しずおか食セレクションに認定されている「川根本町ゆず」をPRしようと、KAWANEホールディングス(同町)が県内のクラフトビール製造会社と連携し、ユズビールを開発した。22日から町内の飲食店や宿泊施設で提供する。
ビールにはユズの果皮、果汁をふんだんに使用した。KAWANE―の浜谷友子取締役は「栓を開けたときに広がるユズのさわやかな香りが特徴」と話す。450本限定。
ウッドハウスおろくぼのほか、フォークノット・カフェ・スター(千頭)、カフェうえまる(同)、レスト&コーヒー 湖上駅カフェ(奥大井湖上駅)、三ッ星村(下泉)、求夢荘(寸又峡温泉)で提供する。大井川鉄道千頭駅の売店にも並び、一本880円(税込み)。
2021.7.22 あなたの静岡新聞〉⇒元記事