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もうすぐハロウィーン 静岡県内の楽しい遊び場紹介します

 10月31日は「ハロウィーン」。カボチャをくりぬいた「ジャック・オー・ランタン」を作ったり子どもたちが仮装したりと、日本でも定着してきたイベントの一つです。静岡県内では、かわいらしい動物たちやラッピング電車でイベントを盛り上げています。近年は一部で過激に盛り上がりを見せるケースがありますが、ルールを守って安全安心に秋のイベントを楽しみたいですね。県内のハロウィーンイベントをまとめました。

富士花鳥園 フクロウやタカ手乗り体験 10月29日までの土、日曜

 富士宮市根原の富士花鳥園は15日、フクロウとタカを手に乗せる体験イベントを開いた。参加者は自分の元に勢いよく飛んで来る鳥たちに驚いた。

来場者の手に乗ろうとするメンフクロウ=富士宮市の富士花鳥園
来場者の手に乗ろうとするメンフクロウ=富士宮市の富士花鳥園
 参加者は、3歳のメンフクロウ「あんず」から5メートルほど離れた場所で手を構え、名前を呼んだ。翼を大きく広げて滑空する姿にたじろぐ人の姿も見られた。富士市から来た池田真奈さん(13)と石丸琴未さん(13)は「間近で見ると羽がきれいだった」と笑顔で話した。
 イベントは同園のハロウィーン企画として29日までの土、日曜に実施している。午前はメンフクロウ、午後はハリスホークを手に乗せられる。各回定員10人で事前予約制。空きがあれば当日も受け付ける。
(富士宮支局・国本啓志郎)
〈2023.10.16 あなたの静岡新聞〉

昨年の様子は…浜松駅北口、ごった返す 静岡・東急スクエア前も

 韓国ソウルの雑踏事故の衝撃が広がる中で迎えたハロウィーンの31日夜、JR浜松駅北口は例年通り、仮装姿の若者らでごった返した。「ドミノ倒し」事故防止のため、階段周辺を中心に警戒する警察官の姿もあった。

仮装してハロウィーンを楽しむ若者ら=31日午後7時ごろ、JR浜松駅北口
仮装してハロウィーンを楽しむ若者ら=31日午後7時ごろ、JR浜松駅北口
 夕刻から増え始めた人出は午後8時ごろに千人規模となり、記念撮影や雑談を楽しんだ。猫耳の衣装で友人と訪れた高校3年の女子生徒(18)は「事故のニュースは怖いけど、楽しそうなので来た。危ない人に近づかないように気を付けて早めに帰る」と話した。
 駅北口のバスターミナルに通じる階段には警察官数人が立ち、混雑して事故が起きないように目を光らせた。男性会社員(52)=浜松市中区=は「楽しむのはいいが、事故にならない程度に」と心配しつつ、人混みをかき分けて家路を急いだ。
 前日も混雑した静岡市葵区の東急スクエア前では、若者が仮装するなどして歩道を埋め尽くした。警備の警察官は「危ないので歩道からはみ出さないで」などと呼びかけた。
(柿田史雄)
〈2022.11.01 あなたの静岡新聞〉

大井川鉄道 きかんしゃトーマス号が仮装 10月30日まで

 大井川鉄道(本社・島田市)は6日、蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」にハロウィーンのデザインを施した特別企画を開始した。30日まで。

ハロウィーン仕様のヘッドマークを装着して運行を開始した「きかんしゃトーマス号」=大井川鉄道新金谷駅
ハロウィーン仕様のヘッドマークを装着して運行を開始した「きかんしゃトーマス号」=大井川鉄道新金谷駅

 4年ぶりの開催で、ハロウィーン仕様のヘッドマークを装着し、客車のシートカバーをオレンジ色に変えて運行した。島田市の新金谷駅にトーマス号が到着すると家族連れなどが歓声を上げたり、写真を撮ったりした。仮装姿の社員が乗客を出迎え、雰囲気を盛り上げた。
 家族3人で訪れた北海道室蘭市の主婦稲村英子さん(47)は「4歳の長男もすごく楽しそうで感動した。ハロウィーンの雰囲気も楽しみたい」と話した。
 仮装やメークをして乗車した5歳以下の乗客には、記念写真の撮影などに使える小道具「フォトプロップス」をプレゼントする。
 運転区間は新金谷ー家山間の往復。運行は金~月曜の計16日間。料金は大人3400円、小人1710円。井川線の「きかんしゃトビー号」、バスのバーティーなどの乗車を組み込んだツアーも用意している。
 トーマス号の問い合わせは大鉄SLセンター〈電0547(45)4112〉へ。
(島田支局・寺田将人)
〈2023.10.06 あなたの静岡新聞〉

とんがり帽子で「モグモグタイム」/怪物?ピラニアで悪霊追い払え

伊豆・三津シーパラダイス

㊧セイウチのお食事タイム=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイス ㊨顔つきが印象的なピラニア=下田市の下田海中水族館
㊧セイウチのお食事タイム=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイス ㊨顔つきが印象的なピラニア=下田市の下田海中水族館
 沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは31日まで、ハロウィーンをテーマにしたイベントを開いている。
 不気味な幽霊を連想させるゴンズイの幼魚の集団が入った特別水槽を展示し、同館のオリジナルキャラクター「うちっちー」などのお面を作るコーナーを設置した。雌のセイウチ「スノー」は、お食事タイムにとんがった帽子をかぶりかわいらしい姿を見せている。
 副支配人の田代周弘さんは「イベントを通じて、秋の水族館を楽しんでほしい」と話した。
(東部総局・田中秀樹)
〈2023.10.04 あなたの静岡新聞〉

下田海中水族館
 下田市の下田海中水族館で、ハロウィーンにちなんだ展示が31日まで行われている。水槽内にピラニアが泳いでいて、同館は「怪物を連想させるピラニアで悪霊を追い払おう」としている。
 展示されているのは「ピラニア・ナッテリー」。南米・アマゾン川の河口や湖に生息していて、観賞魚としても扱われている。群れを形成し、ヘビやワニ、魚など自らより大きな獲物を弱っているタイミングで襲うという。特徴的な顔つきも相まっておどろおどろしい印象を受けるが、「基本的には臆病なので人間を襲うことはめったにない」(同館)のだそう。
(下田支局・伊藤龍太)
〈2023.10.17 あなたの静岡新聞〉
地域再生大賞