衆院選 リニア絡みなら政党問わず応援 川勝・静岡県知事

 参院静岡選挙区補欠選挙で初当選した無所属新人の山崎真之輔氏を応援したことを踏まえ、静岡県の川勝平太知事は31日投開票の衆院選でも、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題絡みの要請があれば、所属政党を問わず立候補者の応援演説に入る考えを示した。
 応援する候補者については「正論を言う人であれば、党派は関係ない」と説明。選挙ポスターに張るシールも「県と一体であると示す。自民党の候補が張ってくれたら、もっとありがたい」と所属政党は関係ないとした。
 また、JR東海の金子慎社長が9月、流域市町長との意見交換会で「流域の懸念をそのままにして工事を進めてはならないと考えている」と発言したことを念頭に、川勝知事は「地元の理解が得られていないことが知事選に続いて今回の参院補選でも示された。流域との約束を守ってもらいたい」と工事中止をJRに改めて求めた。

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