コラム窓辺 紫外線が強くなる季節です(曽根原容子/Woman’sサポート理事長)

 紫外線は1年を通して出ていますが、4月から10月までは、とても紫外線が強い期間です。その中でも、6月から8月は1年間で特に強く出ています。なぜ紫外線を防止しなくてはいけないのか簡単に言うと、紫外線を浴び続けると肌がダメージを受けシミ・シワ・たるみなどの原因となり、肌の老化を促進します。

曽根原容子氏
曽根原容子氏

 その対策として多くの方は、日焼け止めクリームなどを使われていると思います。日焼け止めクリームには「SPF」と「PA」の表示があります。SPFは数字で表されていて数の大きいほど、効果が持続します。1を20分として計算するので「SPF30」であれば、20分の30倍(10時間)ということです。またPAは「+[プラス]」で表されていて+の数が多いと効果が高いです。最近は飲む日焼け止めもあり、私は6月から8月のピーク時は日焼け止めクリームと飲む日焼け止めを併用して紫外線対策をしています。そして目からの吸収を抑えるために、UV(紫外線)加工をしてあるレンズのサングラスも必需品です。
 ただ日光を浴びるメリットもあります。それは、太陽の光を浴びることで生成するセロトニンとビタミンDです。セロトニンを原料とするメラトニンが睡眠の質を高めてくれます。ビタミンDは肌の免疫力を高め、殺菌作用としての働きがあります。
 ですから、日光浴がいけないのではなく、これからの季節は朝の8時くらいまでの比較的、紫外線の量が少ない時間を選んだ日光浴をおすすめします。どうしても朝が難しい人は、木陰で20分程度がおすすめです。
(曽根原容子=そねはらようこ/Woman’sサポート理事長)

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