東京青果市場案内(JA静岡経済連東京事務所調べ) サラダ、薬味商材の発注増

 東京都中央卸売市場では、気温上昇を受けてサラダや薬味商材の発注が増えた。降雨の影響で土物類の出荷量は減少気味。野菜全般の相場はおおむねもちあいから弱含みの展開を見込む。
 【玉レタス】全国流通量は増えたが、量販店の売価は1玉258~238円と高値が続き、売れ行きは鈍い。相場はもちあい。
 【セロリ】各産地からの入荷量が少ない状況が続いたため、量販店の売価設定が高い。来週は福岡産の入荷量が増える見込み。
 【ワサビ】先週までの高値反動で買参人からの発注は少ない。相場は下げ。
 【タケノコ】福岡、鹿児島産がピークを迎え、入荷が増えている。鹿児島産は加工業者へのシフトも進んでいる。来週いっぱいは最盛期が続く見込み。相場はもちあい。
 【果実類】中晩柑類は不知火や八朔(はっさく)の入荷が増加。量販店の発注量を上回り、相場は下げ。ブルーベリーは本県産が微増。量販店へ売り込みをかけて徐々に販路拡大を図る。相場はもちあい。
 【イチゴ】末端売価が高く売れ行きが鈍いため、相場は下げ。気温の上昇に伴い、品質の徹底が求められている。
 (価格、入荷量はJA静岡経済連東京事務所11日調べ)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞