環境教育体験の場 「里の家」認定 静岡県内2例目 浜松市浜名区

 浜松市はこのほど、環境教育等促進法の「体験の機会の場」認定制度に基づき、同市浜名区都田町の一般社団法人「里の家」(加藤正裕代表理事)に認定証を交付した。同制度では、自然体験活動や環境保全意欲の増進の機会を提供する土地所有者らを市長や知事が認定する。県内では2例目。

認定証を受け取った加藤代表理事(左から3人目)ら=浜松市浜名区都田町の里の家
認定証を受け取った加藤代表理事(左から3人目)ら=浜松市浜名区都田町の里の家

 里の家は2005年に活動を始め、フィールドと古民家を拠点に里山の暮らしを伝えている。22年には、環境省主催の「グッドライフアワード」で、最高の環境大臣賞最優秀賞を受賞した。里山と人とのつながりを取り戻す循環型の環境教育プログラムや体験型の研修を実施し、保育園や市民団体を受け入れている。
 同施設で授与式が開かれ、市環境政策課の斎藤美苗課長が加藤代表理事に認定証を手渡した。加藤代表理事は「認定が目標の一つだった。今後は、研修などでの活用を見据えて一般企業との連携を強めていきたい」と話した。

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