広がる春景色 ハナモモ50本見頃、顔出す「気根」 伊豆・修善寺虹の郷

 伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で早春ならではの光景が広がり始めた。新緑が生い茂る前の時期に見どころとなり水中などから生える「気根(きこん)」や、約50本のハナモモが見頃を迎えている。

見頃を迎えたハナモモ=伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」
見頃を迎えたハナモモ=伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」
水中から上に伸びるラクウショウの気根=伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」
水中から上に伸びるラクウショウの気根=伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」
見頃を迎えたハナモモ=伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」
水中から上に伸びるラクウショウの気根=伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」

 気根は落葉針葉樹の「ラクウショウ」で、施設内のフェアリーガーデンで見られる。人の指のような形をしながら上へと100本以上が顔を出し、長いもので50センチほど。小川の水中から突き出ているのもある。同施設の野田一成さんによると、根が水に浸って呼吸ができなくなり酸素不足を補うために上へと成長し、少しずつ伸びるという。
 ハナモモはピンクや真っ白な花を咲かせ、今月下旬まで楽しめそう。施設から委託を受け園芸部門を担当している山竹種苗園(同市)の清水ちとせさんは「フェアリーガーデンでは、岩と花と水の調和を演出。ぜひ来てほしい」と話した。

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