2万2千人ドーム型など3案 浜松新野球場、静岡県が絞り込み

 静岡県が浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場を巡り、森貴志副知事は27日の県議会2月定例会で、基本計画に盛り込む球場の規模と構造を2万2千人の多目的ドーム型など3案に絞り込んだと明らかにした。田内浩之氏(湖西市、ふじのくに県民クラブ)の代表質問に答えた。

静岡県が野球場を整備する遠州灘海浜公園篠原地区周辺=2023年12月6日、浜松市西区
静岡県が野球場を整備する遠州灘海浜公園篠原地区周辺=2023年12月6日、浜松市西区

 多目的ドーム型以外の2案はいずれも屋外型で、規模は2万2千人と1万3千人。ドーム型は天候に左右されず幅広いイベントが開催可能で、屋外型は建設コストを抑えられる。3案は2月定例会の建設委員会に示され、絞り込みに向けて議論が進展するかどうかが焦点。
 森副知事は大手ゼネコンなどの民間事業者や野球関係団体への聞き取りを重ねた結果「野球場の規模は1万3千人以上が必要であることが分かった」と説明。「素案をたたき台に本議会で議論いただき、パブリックコメント(意見公募)を実施した上で、来年度速やかに成案としての基本計画を取りまとめていく」と述べた。

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