地元企業の課題 高校生が解決策提案へ 浜松西高1年生 市内27社訪問

 浜松西高の1年生245人がこのほど、地元企業の探求活動「フィールドスタディ・プログラム」の一環として、グループ別に浜松市内の27社を訪問した。

エンケイの社内を見学する浜松西高の生徒=浜松市中央区の同社本社
エンケイの社内を見学する浜松西高の生徒=浜松市中央区の同社本社

 アルミホイール製造を中核とする「エンケイ」(中央区)には13人が訪れ、業務統括本部の社員が対応した。会社の沿革や業績、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みなどの説明や社内見学の後、座談会で意見交換した。生徒の池田虎徹さんは「自宅近くにもエンケイ(の工場)があるが、国内約50%のシェア、世界4位の生産量など、会社の規模の大きさに驚いた」と話した。これまでの学習の成果をまとめ、高校生の視点から課題解決などを提案する「企業のミライ計画書」を5月に発表する。
 同校は創立100周年記念事業として「海外フィールドスタディ基金」を創設。今年は県西部からタイに進出した企業に生徒数十人が訪問する。
 (浜松総局・大山雄一郎)

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