ボッチャ 日本選手権 杉村、決勝進出
ボッチャの日本選手権は２０日、東京・墨田区総合体育館で行われ、パリ・パラリンピックの代表選考を兼ねた女子（脳性まひＢＣ１）は、準決勝で前回覇者の遠藤裕美（福島県協会）が酒井菜悠（長居ク）に１５－２で快勝し、決勝へ進んだ。東京パラ代表の藤井友里子（アイザック）は金城歩未（沖縄ク）を下して決勝進出。
男子（脳性まひＢＣ２）は東京パラ個人金メダルの杉村英孝（伊豆介護センター）、３連覇中の広瀬隆喜（西尾レントオール）が決勝に進んだ。
日本はチーム（脳性まひ）でパリ大会の出場枠を獲得しており、男子（脳性まひＢＣ２）、女子（脳性まひＢＣ１）の優勝者が代表に内定する。
劇的な逆転「しびれた」
男子（脳性まひＢＣ２）の杉村は、劇的な逆転勝利で決勝へ駒を進めた。佐藤（ＣＡＣホールディングス）との準決勝は、第３エンドを終えて１－３とリードを許しながらも、最終第４エンドに５得点。「感電しちゃうほど、しびれた」と冗談めかしながらも、ほっとした表情で喜んだ。決勝では長年にわたりライバル関係にある広瀬と対戦する。「日本一返り咲きを目指して全力で戦う」と闘志を燃やした。
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