浜名湖花博で観光振興 浜松商議所が新年の集い

 浜松商工会議所は9日、浜松市中央区で「新年会員の集い」を開いた。斉藤薫会頭は中期行動計画のスローガンに掲げる「経営力強化と変革への挑戦」の姿勢を強調した上で、今年は企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)や成長分野における新事業創出の支援、今春開幕する浜名湖花博2024開催を通じた観光振興などに積極的に取り組む考えを示した。

新年会員の集いであいさつする斉藤薫会頭=9日午後、浜松市中央区
新年会員の集いであいさつする斉藤薫会頭=9日午後、浜松市中央区

 斉藤会頭は、原材料高や大幅な円安傾向の継続で中小企業を取り巻く環境は依然厳しいとする一方、「インバウンド需要の回復や個人消費の回復基調など明るい材料もある」と見通した。今年は「引き続き世界経済の動向を注視しながら適切な対応を取り、浜松の発展に努める」と述べた。
 期成同盟会の一員として、静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編、県が篠原地区に整備する県営野球場として「多目的ドーム型スタジアム」の早期建設も推進するとした。
 集いには会員企業や地元政財界からコロナ禍前と同規模の約400人が集まり、川勝平太知事、中野祐介市長らも来賓として出席した。

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