メタバース、匿名で中高生の参加募集 1月からVR体験プログラム

 不登校の子を支援する一般社団法人「プレプラ」(京都府)は来年1月22日から2月18日まで、VR(仮想現実)を活用した居場所支援プログラム「ぶいきゃん」(全13回、いずれも夜間)を開く。不登校の中高生が自宅からメタバース空間に入り、社会参加実現に向けて自分の興味や関心が広がるさまざまな体験をする。定員は20人。参加無料。同法人が1月8日まで参加希望者を募集している。

2023年に京都府で実施したプログラムの様子。中高生は匿名のアバターとして参加した(プレプラ提供)
2023年に京都府で実施したプログラムの様子。中高生は匿名のアバターとして参加した(プレプラ提供)

 参加者はゴーグルなど同法人が貸与するVR機器を使い、匿名の3Dアバターとして自宅から仮想空間に参加する。前半は世界の名所を再現した場所を探索したり、VRで活動しているクリエイターや過去の参加者の体験談を聞いたりする。後半は、前半で関心を持った分野を社会体験学習として掘り下げる。
 同プログラムは居場所支援事業として22年には広島市社会福祉協議会の助成を受け、23年は京都府との共催事業として実施した。その際、各地から問い合わせがあったため今回全国を対象に実施する。応募過多の場合は抽選を行う。
 参加には事前説明の動画視聴などが必要。希望者は申し込み前にプレプラ<メール info@plepla.org>へメールする。

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