大河ドラマ経済効果 年度内に算出 浜松

 浜松市の中野祐介市長は26日の定例記者会見で、同市が舞台の大河ドラマ「どうする家康」の経済波及効果を年度内に公表する方針を明らかにした。同じく同市が舞台の2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」の際と同様、しんきん経済研究所(中区)に算出を依頼したという。
 1月22日にプレオープンした大河ドラマ館(来年1月14日まで営業)は11月25日に当初目標の来館者50万人を達成。主演松本潤さんらを招いて大型連休中に開催した「家康公騎馬武者行列」には約68万人の人出があった。このほかにもドラマ出演者らが登場する関連イベントを相次いで開催するなどし、県内外から多くの観光客が訪れた。
 中野市長は「どうする家康で明け、どうする家康で暮れる1年だった」と振り返り、市に207億円の経済波及効果をもたらした「おんな城主 直虎」を引き合いに出して「体感では直虎を上回っている気がする。しっかりと数字を出したい」と述べた。来年に向けては「家康公ゆかりの地として認知してもらったレガシー(遺産)を残していけるよう、観光誘客などの取り組みをしっかりと続けていく」と語った。

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