都内で軽トラ市 スズキ車など全国から集結

 日本自動車工業会(自工会)は3日、都内で開催中の「ジャパンモビリティショー」の一環で、軽トラックの荷台で特産品や物品を販売する「軽トラ市」を開いた。本県からは浜松や磐田、掛川など5市の団体や店舗から出店があった。

50台以上の軽トラックが並び、地域の特産を販売した「軽トラ市inジャパンモビリティショー」=東京都の東京ビッグサイト周辺
50台以上の軽トラックが並び、地域の特産を販売した「軽トラ市inジャパンモビリティショー」=東京都の東京ビッグサイト周辺

 東京ビッグサイト近くに設けた会場には、東北から九州まで全国の軽トラ市団体と軽自動車を扱うメーカーから50台以上が並んだ。出店者は特産の野菜や菓子、果物、雑貨などを陳列した荷台の前で、地域の味や魅力をPRした。浜松の関係者は地元産ミカンや12月3日に市内で開かれる全国軽トラ市をPR。磐田の遠州織物の雑貨、掛川市産の焼き栗や茶も並んだ。
 各車両を巡って出店者と交流した鈴木俊宏スズキ社長(自工会軽自動車委員会委員長)は「人とのふれあいを楽しんでほしい。各地の軽トラ市をきっかけに、新しいまちづくりと地域活性化につながれば」と期待した。
 軽トラ市に関連してスズキと共同研究する愛知大の学生は、会場から各ブースの様子をライブ配信した。広島県の生産者と会場をオンラインで結んでPRする試みや、ワークショップの給電向けに軽EV(電気自動車)を展示したブースもあった。

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