浜松副市長に朝月氏 区再編後、天竜区政担当に

 浜松市は18日までに、空席になっていた3人目の副市長に、市水道事業・下水道事業管理者の朝月雅則氏(64)を起用する方針を固めた。2024年1月1日の3区移行に伴って配置する天竜区政担当に充てる。24日の市議会9月定例会最終本会議に関連人事案を追加提出する。関係者への取材で分かった。

朝月雅則氏
朝月雅則氏

 朝月氏は政策補佐官や健康福祉部長などを歴任し、20年3月に定年退職した。その後、再任用で、新設されたデジタル・スマートシティ推進事業本部の本部長を務め、21年4月から現職。東区長を2年務めた経験もある。
 同担当副市長は行政区再編に合わせて、中山間地域振興を特命事項として新設する。天竜区に常駐し、中山間地域が抱える課題についての対策強化などを担う。
 同市では区再編に向けた体制強化を目的に21年4月から副市長3人体制を採っている。前副市長の鈴木伸幸氏が前市長の鈴木康友氏の退任に合わせて任期途中の23年4月末で退任したため、長田繁喜氏(66)と山名裕氏(66)の2人体制になっていた。
 

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