カトリック清水教会 解体前に建物の歴史再認識 SPACが朗読劇

 木造ゴシック様式の建築で知られ、取り壊しが決まっている静岡市清水区岡町のカトリック清水教会でこのほど、県舞台芸術センター(SPAC)の俳優による朗読劇イベント「聖堂de朗読劇」が行われた。

SPAC俳優による朗読劇イベント=静岡市清水区のカトリック清水教会
SPAC俳優による朗読劇イベント=静岡市清水区のカトリック清水教会

 今年12月から同教会の解体工事が始まるのを前に、建物の価値や歴史を再認識してもらおうと一般社団法人「カトリック清水教会聖堂を活かす会」が企画した。SPACの本多麻紀さんと森山冬子さんが宮沢賢治の「土神と狐」などを朗読し、訪れた地域住民ら約50人が聖堂内に響く声に聞き入った。
 同会では12月にかけて、毎週土曜日に聖堂の内覧会を行うほか、オペラやピアノリサイタルの開催も計画している。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞