浜松商高出身山内、杉本のアーチェリー女子リカーブ 準々決勝敗退 アジア大会
リカーブ団体で、日本の男女はともに準々決勝で敗退した。古川高晴（近大職）中西絢哉（シーアール物流）斉藤史弥（日体大）の男子は韓国に１－５で敗れた。野田紗月、杉本智美＝浜松商高出＝（ともにミキハウス）山内梓（近大職、浜松商高出）の女子はインドに２－６で屈した。
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▽女子リカーブ団体準々決勝
インド ６―２ 日本（野田、杉本、山内）
▽男子リカーブ団体準々決勝
韓国 ５―１ 日本（古川、中西、斉藤）
山内「細かい部分にずれ」杉本「流れを良くできず」 【杭州＝本社臨時支局・大沼雄大】パリ五輪の出場枠獲得へ試金石になる一戦で日本は終始流れをつかめなかった。リカーブ女子団体準々決勝でインドに２―６。山内は「技術面の調整ができず、力を全然出し切れなかった」とふがいなさに涙を拭い、杉本も「チームの流れを良くする役目が果たせなかった」と悔しさを押し殺した。
１セット６射（１人２射）の団体戦。近大の後輩、野田が１番手で４セットとも１本目に１０点を射抜く好調ぶりを見せた。杉本も「攻めきれなかった部分を反省した」と準々決勝敗退の個人戦から修正。１０点１本を含め、すべて８点以上でまとめた。
だが、山内の矢が安定しない。第１セットの２本目が６点と乱れ「一つだけでなく、細かい部分のずれがあった」。続けてセットを落とし、第３セットこそ９点をそろえて一矢報いたが、最終セットも精度が上がらず「ミスで悪い流れをつくってしまった」とうつむいた。
来月のアジア選手権で五輪団体枠を獲得するには、今大会でハイレベルな優勝争いを演じた韓国、中国に加えインド、台湾など世界ランク上位を抑えて優勝が求められる。「次をイメージし、いい経験はできた。切り替えて調整したい」と杉本。同郷の先輩との五輪を目指す山内は「練習するだけ。また一から頑張る」と、残された時間で本来の姿を取り戻す覚悟を示した。
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