劇場見学 演劇の世界学ぶ 子ども観光大使 静岡で認定講座

 本県の自然や文化などの魅力を学んで発信する「ふじのくに子ども観光大使」の認定講座がこのほど、静岡市駿河区の県舞台芸術公園で開かれ、県内の小中学生17人が演劇の世界に理解を深めた。

県舞台芸術公園にある劇場「楕円堂」を見学する参加者=静岡市駿河区の同公園
県舞台芸術公園にある劇場「楕円堂」を見学する参加者=静岡市駿河区の同公園

 同公園を拠点に活動する劇団の俳優が講師を務めた。児童らは約100人を収容できるホール「楕円(だえん)堂」を見学。客席と舞台が一体となった楕円形の空間に足を踏み入れ、劇場ならではの幻想的な雰囲気に触れた。服織西小6年の戸井莉緒那さん(11)は「まるで日本じゃないみたいに感じた。演劇を実際に見てみたくなった」と話した。俳優の手ほどきを受けながら稽古場で演技に挑戦するワークショップも行われた。
 講座は県とNPO法人子ども未来が主催し、今年で13年目。本年度は県内各地で計10回開講する。3回以上受講し、検定に合格すれば「大使」に認定される。

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