介護福祉向上へ 事例や成果発表 静岡で研究大会

 静岡県老人福祉施設協議会はこのほど、第12回県高齢者福祉研究大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。県内の高齢者福祉施設や事業所50団体が、より良い介護福祉に向け取り組んだ事例や研究成果を発表した。

介護現場での取り組みを発表する施設職員=静岡市駿河区のグランシップ
介護現場での取り組みを発表する施設職員=静岡市駿河区のグランシップ

 特別養護老人ホーム「小鹿なでしこ苑」(同区)は、入居者の転倒や転落を防止するため、個別の「注意リスト」を作成し、事故を減少させた事例を紹介した。「居宅介護支援センターひだまり」(同市清水区)は、管理栄養士が入居者本人の好みを尊重した献立を作成し、体重減少の防止に役立てたと発表した。
 同大会は、職員同士の交流を通じて介護人材の資質やサービスの向上を図ることを目的に、2009年から開催。同会の種岡養一会長は「大会を通じて職員同士が励まし合える関係性になってほしい」と期待を込めた。

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