台風15号被災者の継続支援を発表 静岡市

 静岡市は27日、昨年9月に発生した台風15号の被災者のうち、住宅の復旧などに時間を要している市民への継続支援策を発表した。住宅の修繕や建て替えのため、一時的に民間賃貸住宅に入居した場合に市が家賃の一部を補助する制度「市被災者応急住宅支援」について、9月末までだった申請の期限を延長する。
 同制度では対象の世帯に対し、自宅が借家の場合は最大3カ月分、持ち家の場合は最大6カ月分、それぞれ家賃の一部を補助するほか、礼金と仲介手数料の一部を助成している。住宅復旧が今年9月末までに終わらないなどの事情で申請が遅くなったケースが考えられるため、期限を延ばした。
 住宅が準半壊以上の被害認定を受け、応急処理が必要な場合に適用される国の「住宅の応急修理支援制度」については、9月22日が利用期限だったが、市が国と県に延長を要請しているという。
 難波喬司市長は27日の定例記者会見で、「まだ十分日常生活が取り戻せていない人に、支援を継続したい」と述べた。

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