骨髄移植ドナー増へ学生議論 浜松医科大でフェス

 浜松医科大と、県のボランティアグループ「静岡骨髄バンクを推進する会」はこのほど、大学生らが骨髄移植のドナーを増やす方策を考えるイベント「発想力でいのちをつなぐ アイデアフェス」を浜松市東区の同大で開いた。学生たちが移植コーディネーターの大学職員と同会役員の解説を聞いた後、話し合った。

静岡骨髄バンクを推進する会の中山事務局長(中央)の話を聞く学生たち=浜松市東区の浜松医科大
静岡骨髄バンクを推進する会の中山事務局長(中央)の話を聞く学生たち=浜松市東区の浜松医科大

 同会の中山広子事務局長は、白血病など血液の病気の患者にとって骨髄移植が必要で、骨髄提供は全身麻酔をして骨髄液を吸引するため3泊4日程度の入院も必要だと説明した。
 ドナーになるには健康なことに加え、年齢や体重に制限がある。若い世代のドナー登録者自体が少ないことも指摘し「年齢制限によってドナーがいなくなってしまう時間が迫っている」と訴えた。
 学生たちは今後も話し合いを続け、12月9日に同大で具体的なアイデアを発表する。

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