新病院、30年度開院目標 焼津市事業管理者が答弁 市議会

 焼津市の寺田浩己病院事務部長は19日の市議会9月定例会一般質問で、焼津市立総合病院(同市道原)の隣接地に建て替える計画の新病院について、2030年度に開院を目指す方針を明らかにした。24年度までに基本設計を修正し、25年度に実施設計を策定、26年度に工事着手する目標を示した。村松幸昌氏(凌雲の会)への答弁。
 新病院は17年度に策定した基本計画では、現在の病院西側駐車場に病床数450床程度の施設を、総事業費約314億円で整備し、25年度の開院を目標としている。その後基本設計の作業に入っていたが、新型コロナ禍に伴い患者数の減少や感染症対策を見直す必要性が生じたため、ストップしていた。
 基本設計は本年度から病床数や感染症対策などの機能といった項目の修正作業を進めている。感染症対策については本年度中に策定する県の計画を確認しながら、検討していく方針。新病院の病床数について、寺田部長は「423床から410床の間」と現在の病床数(423床)を上限に検討する考えを示した。
 同病院によると、現在の病院施設は新病院の開院後に取り壊していく。
 このほか、川島要(公明党)、杉田源太郎(共産党)、藤岡雅哉(無会派)、石原孝之(同)、岡田光正(同)の5氏が登壇した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞