子ども医療費など完全無料化を検討 御殿場市議会 市長答弁

 御殿場市議会9月定例会は14日、一般質問を行った。勝又正美市長は、人口減少対策戦略に盛り込んだ高校生以下の子ども医療費完全無料化と第2子以降の保育料完全無料化について「来年度からの実施に向けて検討していく」と述べた。川上秀範氏への答弁。
 市は8月に発表した人口減少対策戦略で、子ども医療費無料化を「医療」項目の、第2子以降の保育料無料化を「子育て」項目の重要施策に位置づけている。勝又市長は「一番力を入れたいのは、子どもを安心して産み、子育てしやすい環境をつくっていくこと」と強調。新しい市立図書館や木のおもちゃ美術館の整備にも力を入れるとした。
 同戦略関連では、即効性が期待される事業として打ち出した大学生らの遠距離通学費を支援する「遠距離通学定期券購入費補助」と、UIJターンに伴う市への移住者の就職や定住を促す「ふるさと就業奨励金」を盛り込んだ補正予算を本定例会で可決している。

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