芦川(常葉大常葉高出)平均台V2 体操・全日本学生選手権

 体操の全日本学生選手権最終日は22日、長野市ホワイトリングで行われ、男子個人総合は東京五輪金メダルで世界選手権(9~10月・ベルギー)で2連覇が懸かる橋本大輝(順大)が6種目合計86・397点で圧勝し、男子初の4連覇を成し遂げた。順大の4年連続14度目の団体総合優勝に貢献し、種目別の跳馬、平行棒と合わせて4冠に輝いた。

日体大・芦川うららの平均台=長野市ホワイトリング
日体大・芦川うららの平均台=長野市ホワイトリング

 女子の個人総合は坂口彩夏(日体大)が4種目合計54・265点で2年ぶり2度目の優勝。種目別の跳馬、平均台と、日体大が10年連続54度目の頂点に立った団体総合を含む4冠を達成した。
 世界選手権代表では宮田笙子(順大)が床運動、芦川うらら(日体大、常葉大常葉高出)が坂口と同点で平均台を制した。
 芦川(常葉大常葉高出) 平均台V2  芦川は得意の平均台で2連覇し、2年前の世界選手権金メダリストの貫禄を示した。それでも、予定した連続技を決められずにDスコア(演技価値点)を取りこぼし「まだまだ弱いところがある」と反省した。
 2年ぶりに世界選手権代表に復帰し、パリ五輪の団体総合出場権を目指す日本女子の切り札として期待が懸かる。「残り1カ月、自信を持って演技できるように頑張りたい」と自覚は十分だ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞