救急医療 電子化促進 浜松医大シンポ 防災テーマ討論も 浜松市中区

 浜松医科大次世代創造医工情報教育センターはこのほど、第2回同大医療DX(デジタルトランスフォーメーション)シンポジウムを浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。同大や静岡大、医療関係者らが「救急医療と防災の未来」をテーマに考えを深めた。

医療分野のデジタルトランスフォーメーションで期待できる効果について講演する園生さん=浜松市中区のアクトシティ浜松
医療分野のデジタルトランスフォーメーションで期待できる効果について講演する園生さん=浜松市中区のアクトシティ浜松

 医療DX会社「TXP Medical」(東京都)の代表で医師の園生智弘さんが基調講演した。同社が開発した病院の救急患者の受け入れ支援アプリなどを紹介。救急医療の現場で適切な電子化を進めることは、医療情報の可視化、多職種への一斉伝達による時間短縮、患者と病院のミスマッチの防止といった効果が期待できると強調した。
 静岡大防災総合センターの北村晃寿センター長は南海トラフ地震などの大地震について解説。園生さんや北村センター長らによるパネルディスカッションも行った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞