医療的ケア児 交流の夏 島田でキャンプ

 医療的ケアが日常的に必要な子どもとその家族が県内外から集うサマーキャンプ「がんばれ共和国」(認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク主催)が4日、島田市川根町で始まった。6日までの3日間、22組の家族やボランティアら約130人がさまざまなアクティビティーを通じて交流する。

ミュージカル上演もあったサマーキャンプ「がんばれ共和国」のイベント=島田市川根町の川根文化センター
ミュージカル上演もあったサマーキャンプ「がんばれ共和国」のイベント=島田市川根町の川根文化センター

 同町家山の川根文化センターでは、建国式と大統領就任式を行い、キャンプリーダーを決めた。お楽しみイベントとして、劇団四季出身のミュージカル俳優らでつくるNPO法人「心魂プロジェクト」がミュージカルを披露した。
 5日は気球の搭乗やポニーの馬車、バーベキュー、花火などを体験する。川根温泉ホテルに滞在し、バイキングや温泉なども楽しむ予定。県立こども病院の医師や看護師も医療班として協力する。実行委員長の関口政子さんは「普段は家から出にくい家族もいる。さまざまなことに挑戦してほしい」と話した。
 ことしは全国7カ所での開催を予定している。

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