沼津市、商議所、三井住友海上 SDGs推進へ包括協定

 沼津市と沼津商工会議所、三井住友海上火災保険はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)に関する包括連携協定を結んだ。市が掲げる脱炭素社会実現をはじめ、SDGsの推進に向けて3者が協力する。

協定書を手にする(左から)紅野会頭、頼重市長、谷口支店長=沼津市役所
協定書を手にする(左から)紅野会頭、頼重市長、谷口支店長=沼津市役所

 連携事項には市民や事業者への啓発や中小事業者への支援などを盛り込んだ。協定に基づき、三井住友海上は二酸化炭素(CO2)排出算定ツールを商議所加盟事業所に提供するほか、市が創設したSDGs推進パートナー登録制度に関するセミナーに講師を派遣する。
 市役所で開かれた締結式で、商議所の紅野正裕会頭は「個々の企業が協定を実行に移すことが大切」と強調。三井住友海上の谷口健一静岡支店長は「当社の経営支援部門での経験を基にサポートしたい」と述べた。頼重秀一市長は「市内企業の多くを占める中小企業への支援を通じ、SDGs推進の輪を広げたい」と期待した。

 

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